首都圏直下、23区で東日本大震災以来の震度5強 震源は千葉北西部 交通に影響、けが人複数

[ 2021年10月8日 05:30 ]

地震があった千葉県市原市で、水が噴き出した水管橋=8日午前0時24分
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 7日午後10時41分ごろ、東京都足立区と埼玉県南部の首都圏直下で震度5強の地震があった。気象庁によると、震源地は千葉県北西部で震源の深さは約75キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・9と推定される。津波はなかった。東京23区で震度5強以上を観測するのは、2011年3月11日の東日本大震災以来。少なくとも20人以上がけがをした。

 警察や消防などによると、足立区の日暮里・舎人ライナー舎人駅付近を走行中の電車が脱線、乗客3人が転倒するなどしてけがをした。江東区でも重傷者が1人。転倒などで神奈川県の7人、千葉県の7人、さいたま市の3人、茨城県つくば市の1人が負傷した。

 JR各社や東京メトロによると、各新幹線やJR山手線、地下鉄などで運転を見合わせた。JR品川駅では構内が停電し、安全確認のため利用客を改札外に誘導した。

 首都高速道路も広い範囲で通行止めを実施。国土交通省東京空港事務所によると、羽田空港は4本の滑走路を一時閉鎖し、安全を確認した。

 経済産業省によると、千葉県袖ケ浦市の製油所で一時火災が発生、けが人はなかった。

 東京電力パワーグリッドによると、7日午後11時すぎ時点で東京都新宿区の約250軒で停電が発生した。東京都水道局によると、23区内では漏水や断水の通報が多数寄せられた。千葉県市原市では、川にかかる水管橋から水が激しく噴き出しているのが確認された。

 気象庁は、プレート境界で発生した地震だとし、長周期地震動を観測、高層ビルなどでゆっくりとした大きな揺れが続いた可能性があるという。内閣府が想定する首都直下地震に比べると「規模は小さい」との見解を示した。今後1週間に同程度の地震が発生する可能性があるとして注意を呼び掛けた。

 政府は地震を受け、首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置。岸田文雄首相は状況把握や国民への的確な情報提供を指示した。自身のツイッターでは「最新情報を確認しつつ、命を守る行動を取ってください」と注意を呼び掛けた。

 松野博一官房長官は「原子力施設について現在のところ異常はないとの報告を受けている」と述べた。

 気象庁は地震について、規模をM6・1からM5・9に、震源の深さを約80キロから約75キロにそれぞれ修正した。

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