総裁選立候補4氏が公開討論会 河野氏、岸田氏は“世論”意識 党員票獲得へ党改革アピール

[ 2021年9月21日 05:30 ]

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行が20日、党青年局・女性局主催の公開討論会に臨んだ。支持拡大に向け、全国の地方議員らからの質問に答えるなどした4氏。とりわけ、河野、岸田両氏は行方を大きく左右する党員・党友票の獲得を強く意識し「党改革」の姿勢アピールに躍起になった。

 河野氏が「1番目の決意」として挙げたのは総裁選改革。党員投票が認められず議員票の比重が増す決選投票について「党員票をカウントできるようにしていきたい」と発言。複数の候補者に順番をつける投票用紙に変更するもので「党員の声を大事にする自民党なら、それをしっかりやらなければいけない」と力を込めた。

 昨秋総裁選では党員投票を省略して不満の声が噴出。各種世論調査では党員票で大きくリードしている河野氏はさらなる上積みへ、110万超の“有権者”へ直球で訴えた。

 一方「青年局、女性局は国民に最も近い立場」と話した岸田氏は「党への逆風に最前線で立ち向かう皆さまの立場を考え、(役員任期制限などの)党改革を掲げて真っ先に出馬表明した」と強調。「党本部、都道府県連の役員、選挙対策本部、その他に青年局、女性局(のメンバー)を加える」と宣言した。

 河野氏を支援する小泉進次郎環境相、石破茂元幹事長が「党改革」を連呼していることもあり、「小石河連合」を“改革の後出し”だとけん制するとともに、若手や女性の不満吸収へ積極登用を前面に打ち出した格好だ。

 4人による争いで必至とみられている決選投票でも党員票は重要。47ある地方票は都道府県ごとに得票が多かった候補が1票を得る仕組み。第1回の投票で党員票を大量に獲得した候補が世論の支持を得ているとみて、議員票もその候補に選挙目当てで流れるとみる関係者は多い。決選進出が有力視されている河野、岸田両氏ともに党員票で運命を決められる可能性があり、売り込みに懸命になった。

 もっとも、早くも再選を目指しているわけではなかろうが「壊し屋」の異名よろしく現行制度を壊し、自身に有利に映る制度への変更を口にした河野氏。派閥の合従連衡による逆転に望みを懸けるといわれている岸田氏。結局は党員、そして国民からその魂胆が見透かされるかもしれない。

続きを表示

「嵐」特集記事

「ジャニーズ」特集記事

2021年9月21日のニュース