8歳男児死亡の猪苗代湖ボート事故で会社役員逮捕

[ 2021年9月15日 05:30 ]

2020年9月、クルーザーが遊泳客を巻き込む事故が起きた猪苗代湖の中田浜
Photo By 共同

 福島県会津若松市の猪苗代湖で昨年9月、操縦するプレジャーボートで突っ込み3人を死傷させたとして、福島県警は14日、業務上過失致死傷の疑いで東京都中央区の建築関連会社役員、佐藤剛容疑者(44)を逮捕した。県警によると、現場付近で船を操縦していたと説明する一方で、容疑については「身に覚えがない」と否認している。

 逮捕容疑は昨年9月6日午前11時ごろ、同市湊町の猪苗代湖でボートを操縦中、水上バイクにつないだ浮具に乗るため水面で順番待ちをしていたグループに突っ込み、千葉県野田市の小学3年豊田瑛大君=当時(8)=を頭部外傷で死亡させ、母親の両脚が切断されるなど2人に重傷を負わせた疑い。

 捜査関係者によると、佐藤容疑者はレジャーで湖を訪れ約10人が同船していた。県警は事故当日に事情を聴いていたが、容疑者を含む全員が「気付かなかった」と説明したという。

 ボートは事故後、現場の中田浜沖から走り去った。県警は、付近を航行していた複数の船に衝突の痕跡がないか調べるとともに関係者の証言を積み上げ、佐藤容疑者が事故を起こしたと判断した。事故を巡っては運輸安全委員会も調べている。

 瑛大君の両親は事故から1年となった6日、現場を訪れ慰霊したばかり。「このまま容疑者が特定されないかもしれないと不安な日々を今まで送ってきました。逮捕されたと聞き一応安堵しましたが、瑛大を失った悲しみは癒えません。真実が明らかになることを願っています」とのコメントを発表した。

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