心臓疾患で死亡の男性の遺族が心の叫びを記事化 ワクチン未接種の対象者を“ペン”で説得

[ 2021年9月14日 15:33 ]

コロナ患者を受け入れているアイダホ州の病院の集中治療室(AP)
Photo By AP

 米アラバマ州カルマン(アトランタの北西200キロ)の総合病院に入院し、重い心臓疾患がありながらそこから274キロも離れた別の病院に送られ、1日に73歳で死亡したレイ・マーティン・デモニアさんの遺族が、地元紙で新型コロナワクチンの接種を訴えた。

 入院していた病院の集中治療室(ICU)は新型コロナウイルスの感染者であふれ返り、その半分がワクチン未接種の患者。そこにデモニアさんが入るわけにもいかず、病院側は別の3州を含めて43の病院に連絡してこの男性の受け入れを要請していた。

 なんとか移送先は見つかったものの、デモニアさんは車で4時間以上かかる遠く離れた搬送先(ミシシッピ州)の病院で死亡。すぐにICUで治療が受けられる状態であれば助かった命かもしれないとあって、遺族は地元紙に「集中治療を可能にするために、ワクチンを打ってください。その努力が緊急の非コロナ患者のための病床確保につながります」とする主旨の死亡関連記事を出筆して、事態の改善を訴えた。

 アラバマ州でワクチン接種を完了した対象者は全体の40・3%(全米平均は54・4%)と全50州の中で最低水準にとどまっている。AP通信によれば、13日の段階で、新型コロナウイルスの感染による入院患者が2474人を数えているが、そのうち86%がワクチン未接種の患者。ICUのベッドの半分近くをワクチン未接種のコロナ患者が占めている。

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