河野太郎大臣が明かした 日本でワクチン接種スタートが遅れた理由 

[ 2021年9月8日 09:13 ]

河野太郎氏
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 河野太郎行政改革担当相(58)が、7日放送のニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(前6・00~)に出演し、新型コロナウイルスのワクチン対策について語った。菅総理が自民党総裁選出馬断念を表明する前の2日に行われたインタビューに応えたもの。

 ワクチン接種のスピードや規模感について「おかげさまで相当早いスピードで、ワクチン接種が進んでいると思う。スタートしたときには、年内に終わらないだろうというご意見が多かったが、菅総理が“1日100万回接種“あるいは“7月末までに希望する高齢者全員に2回接種”という目標を掲げて、それに向かって一生懸命頑張りました。おかげさまで総理の10月から11月の早い時期にかけて、希望する国民に2回接種という目標もクリアできるような状況になっているのではないかと思う」と述べた。

 当初、菅総理が掲げた1日100万回接種について「総理が“1日100万回でどうだ”とおっしゃったときに、私は“70~80万回にしましょう”と正直に申し上げたのですが、総理が最後は自分の決断だといって、100万回ということを公におっしゃった。結果から言うと、いちばん多く打った日は170万回くらい打ったんじゃないかなと。ワクチンの在庫が正直足りなくなるのではないかと心配して、少しペースを調整してくださいとお願いするくらいのスピードで行きました」と振り返った。

 ワクチン不足への懸念については「だいぶ落ち着いて来ていると思う。9月の終わりまで(日本で接種を)希望する方が2回打つのに十分な量は日本に入って来ます。10月10日までには、すべての市町村で12歳以上人口の8割の方が2回打つのに必要な量をお配りします。ワクチンの供給については、まったく問題ありません。まだ予約が取れないという声も聞くが、もう少し、必ず打てますから気長に待ってくださいということはお願いしている」とした。

 コロナ拡大という有事対応について「デルタ株の感染が広がり始めて、総理が“7月末に高齢者に2回接種”とおっしゃったのも、なるべく早く打ち終わらないといかんということで、極端な言い方をすると“手段を選ぶな”ということだった。有事ですから、平時のときとは違うモードでやらなくてはいけないというのが、今回の教訓だったと思う」と述べた。

 日本でワクチン接種のスタートが遅れた理由については「昨年7月にファイザーが国際的な治験をやると言った時に、欧米と比べて、当時は感染者数が2桁少ないから、日本で治験をやっても時間がかかるだけで意味がないということで外されたんです。その時にファイザーは、アメリカに住んでいる日本人を集めて国際治験の中に入れてくれていた。日本からアメリカに行っている駐在員の方や、留学生の方やら日本人を百何十人集めて国際治験の中でやって、“日本人も取ったデータがあるよ”ということだった」と明かした。

 しかし「厚生労働省が“アメリカと日本では食べ物なども違うから、それはダメだ”と言って」と治験データが不十分とみなされたとし「再度、10月に日本で160人の治験をやった。それでスタートが遅れた。平時ならそういうことがあってもいいのかなとは思うが、有事の時にリスクとベネフィットを評価して、どう判断するのかはやらなきゃいけないと思うし、国民の皆さまにも、そういうことをご理解いただくということが大事なのかなと思う」とした。

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