財界3首脳 五輪開会式欠席 経済界 五輪と距離を置く動き広がる

[ 2021年7月21日 05:30 ]

経団連の十倉雅和会長
Photo By 共同

 経団連、日本商工会議所、経済同友会の経済3団体は20日、各トップが東京五輪開会式への出席を見送ると明らかにした。経団連の十倉雅和会長は定例記者会見で、五輪を巡るさまざまな混乱の影響を問われ「総合的に勘案した。自宅で家族と、一国民として楽しみたい」と答えた。さらに最高位スポンサーのパナソニックも楠見雄規社長が出席しないと公表。19日にはトヨタ自動車が豊田章男社長らの不参加を表明しており、経済界が五輪と距離を置く動きが広がった。

 十倉氏は会見で「五輪の成功を心から願っている」と強調した。楠見氏や豊田氏らの欠席については「各社の判断だ」と述べるにとどめた。経団連によると14日に大会組織委員会から出席の要請があったが、16日に欠席を伝えたという。

 日商の三村明夫会頭はこれまで、五輪開催は「国民の気分を高揚させ、新型コロナと闘う姿勢を示すことにもなる」と支持する意向を強調してきたが、日商によると本人の意向で欠席を決めたという。組織委からの出席要請の有無は明らかにしなかった。無観客での開催を主張していた同友会の桜田謙悟代表幹事は、要請があったものの自身も会場には足を運ばないこととした。

 パナソニックは、その他の幹部の入場も「業務上必要な場合」に限定する。津賀一宏会長は、組織委の副会長として出席する予定という。

 トヨタは五輪に関するテレビCMの放映も取りやめた。パナソニックは、五輪に対する自社の考え方を伝えるようなテレビCMは当初から制作していないという。広告やCMへの五輪ロゴの使用は継続する。

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