IOCバッハ会長、菅首相に「有観客」検討希望 国内の感染状況改善すれば

[ 2021年7月16日 05:30 ]

東京都の小池百合子知事と面会し、あいさつするIOCのバッハ会長
Photo By 代表撮影

 来日している国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が14日に菅義偉首相と官邸で会談した際、23日開幕の東京五輪について、国内の新型コロナウイルス感染状況が改善した場合は観客入りを検討してほしいと伝えていたことが15日分かった。政府関係者が明らかにした。

 五輪観客対応は8日、大会組織委員会、東京都、政府、IOC、国際パラリンピック委員会(IPC)による5者協議などで首都圏会場を全て無観客とする方針に合意。首都圏以外の会場も一部を除き無観客となった。

 バッハ氏の要望に対し首相は、感染状況が変化した場合は改めて5者協議で対応を検討するとした5者の合意事項を説明したという。

 バッハ氏は16日、広島市の平和記念公園を訪問。スピーチで平和への取り組みを世界に発信する予定だ。受け入れる広島県と市では異例の厳戒&VIP待遇となる。広島市は原爆資料館や平和祈念館を一時閉館すると発表。湯崎英彦県知事らが出迎え、バッハ氏が献花する原爆慰霊碑の周辺も一般市民の立ち入りを禁止する。

 16年5月のオバマ米大統領、19年11月のローマ教皇の訪問時に同様の規制をしたが、海外の首脳や要人ではない民間組織トップの訪問では過去10年で例はない。今回は警備上の安全と新型コロナウイルス感染拡大予防の観点からの措置というが、新型コロナ感染拡大中の東京からの移動と外国首脳並みのVIP待遇に批判の声が上がっている。

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