ブラジルでコロナの死者が50万人を突破 全域で大統領への抗議デモ

[ 2021年6月20日 08:46 ]

 ブラジルで19日、米国に次いで世界2位となっていた新型コロナウイルスによる累計の死者数が50万人を突破(50万800人)。現在、1日平均で約10万人が新たに感染して2000人が死亡している状況となっている。死者数が30万人から40万人を超えるのに要した期間は36日だったが、40万人から50万人は50日と若干減少。ただし20万人から30万人(78日)のときのペースと比較すると大幅に上回っている。

 AP通信によれば、これ受けてブラジル国内では26州のうち少なくとも22州で政府のコロナ対策に抗議する大規模なデモが発生。数万人が繰り出したリオデジャネイロでは「50万人の死。それが彼の責任。ジェノサイド(大量虐殺)だ」と、依然として感染防止対策に乗り出さないボルソナロ大統領を糾弾するプラカードを手にする参加者もいた。

 首都ブラジリアでも多くのデモ参加者が議会前に集結。大統領の弾劾とまだ「完了者」が2%にとどまっているワクチン接種(1回接種は12%)を急ぐよう求めた。

 ブラジルの死者数は2位だが、ワクチン接種が進んだ1位の米国ではその数が急激に減少。18日の死者数はブラジルの2割ほどの469人で、ここ1週間の平均では400人を割り込んでいる。専門家によれば今月末にブラジルの1日の死者は3000人を超えるとしており、米国とは対照的な状況に陥っている。このままのペースでいくと8月には米国(60万1000人)を抜いて世界最多の死者数になる可能性もあり、マスクの着用すら促さないボルソナロ大統領に対しての批判は国内でさらに強まっていきそうだ。

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