林真須美死刑囚「長女が亡くなったと聞いている」弁護人との接見で切り出す

[ 2021年6月17日 05:30 ]

 和歌山毒物カレー事件で死刑判決が確定した林真須美死刑囚(59)の弁護人を務める生田暉雄弁護士は16日、大阪拘置所で接見した林死刑囚から「長女が亡くなったと聞いている」と告げられたことを明らかにした。

 林死刑囚の夫・健治氏(76)の証言から、9日に和歌山市の自宅で心肺停止状態で見つかり死亡が確認された鶴崎心桜(こころ)さん(16)と、大阪府の関西空港連絡橋から妹(4)とともに飛び降りた母親(37)は、林夫妻の孫と長女の可能性が出ている。飛び降りた2人の身元と死因について15日に和歌山東署から連絡を受けた健治氏は「詳しいことは何も教えてもらえなかった」とした。

 生田弁護士はこの日の接見を終え「真須美(死刑囚)から13日深夜に“長女が亡くなったのではないか。すぐ会いたい”と書かれた電報が届いた。接見の際に彼女の方から“長女が亡くなった”と切り出してきた」と説明。林死刑囚が接見を急いだ理由については「“長女の件について代理人になってほしい”との依頼だった」と明かしたが、あくまでカレー事件の再審請求に関する弁護人として断ったという。

 「長女の情報をどうやって知ったかは聞いていない」とした上で「“何らかの金銭トラブルに巻き込まれたんじゃないか”と凄く怒っていた」と話した。林死刑囚は泣いたり取り乱す様子はなく、しっかりした口調だったという。

 生田弁護士は接見の前に和歌山市内で会見。和歌山地裁に5月、新たに再審請求を申し立てた理由について「第三者の犯行と思われる証拠が出てきた」と説明。4人の死因の立証も「不十分」と訴えた。申し立てのタイミングについては「“東京五輪が中止になったら死刑が執行されるかもしれない”と頼まれて予定を早めた」と語った。

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