仏大統領に男が平手打ち 2人を拘束

[ 2021年6月9日 06:47 ]

 フランスのマクロン大統領が8日、訪問先の南部タンレルミタージュで市民と言葉を交わそうとした際、男に顔を平手打ちされた。当局はこの男と同伴者の男の計2人を拘束。いずれも地元在住の28歳とされる。マクロン氏はそのまま訪問を続けた。地元メディアが伝えた。

 ツイッターに投稿された映像では、マクロン氏は警備のために設置された柵のそばに集まった市民と交流しようと歩み寄った。最前列にいた男はマクロン氏が差し出した手を左手で握り、右手で頬を平手打ちした。報道によると、男は「打倒マクロン政権」と叫び、国粋主義のスローガンも唱えたとされる。

 マクロン氏は地元紙ドーフィネリベレのインタビューに対し「(暴力には)譲歩しないが、例外的な出来事に議論を奪われないようにしよう」と冷静な対応を訴えた。

 政界では「大統領への平手打ちは(フランス)共和国に対する攻撃だ」などとして極右から極左まで一斉に男の暴力を非難した。

 マクロン氏は9日の新型コロナウイルス対策の規制緩和を前にレストラン関係者と意見交換しようと南部を訪れた。

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