二階幹事長「他山の石」炎上で学んだ!?「コメント控えたい」 カジノ汚職事件で保釈の秋元被告に

[ 2021年6月9日 05:30 ]

保釈から一夜明け、国会内で記者会見を開いた秋元司被告
Photo By 共同

 自民党の二階俊博幹事長は8日の記者会見で、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で収賄罪などに問われ、7日に保釈された衆院議員秋元司被告(49)=自民党離党=について「本人から何も聞いていない。係争中であり、コメントは控えたい」と語った。

 参院選広島選挙区を巡る買収事件で公選法違反の罪に問われている前衆院議員の河井克行被告(58)=同=が3月に議員辞職の意向を示した際、「他山の石として対応していかなくては」と発言し大炎上。ともに公判中だが、党内からは暴走幹事長の印象のある二階氏も学習したのではと指摘する声も。

 同党関係者は「保釈は間違いなく聞かれる案件で“コメントは控える”で流すよう周囲から注意されていたはず」と指摘。「これまでも周囲は失言などの多さに気をもんでおり、注意を促してきたが、余計な発言は止まらなかったと聞いている。そういう意味では学習したと言えるかもしれない」と話した。

 一方、秋元議員は国会内で会見し、改めて無罪を主張し議員活動再開を明言。総選挙に関し「しっかり準備していく」と出馬を宣言し、「自民党とも相談していきたい」と述べた。秋元議員は東京15区選出で二階派出身。公認権を握る二階氏は「地元の意見をよく聞いた上で対応したい」と述べるにとどめた。

 東京15区は自民党空白区。同党選対関係者は「常識的に考えれば、秋元議員は無所属で出馬し党は公認候補を立てない。推定無罪の原則があるとはいえ、有権者の心証を考えれば、わざわざ“党とも相談”と口にされたのは迷惑」と指摘した。

 くしくもこの日、東京地検特捜部は菅原一秀前経済産業相(59)=衆院議員辞職=を公選法違反(寄付行為)の罪で略式起訴。菅原氏は東京9区選出。都議選告示を25日に控え、党内からは保釈会見と重なったタイミングの悪さを懸念する声も漏れた。一報が流れたのは会見後だったが、略式起訴自体は既定路線。2つの話題とも選挙への影響は不可避で、さすがの二階氏もブレーキがかかった側面もありそうだ。

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