立川ホテル男女殺傷事件 19歳少年逮捕「人殺す動画に刺激 無理心中の撮影断られけんかに」

[ 2021年6月3日 05:30 ]

 東京都立川市のホテルで刺された風俗店店員の女性が死亡、同じ店で働く男性が意識不明の重体となった事件で、警視庁立川署捜査本部は2日、男性を刺したとして殺人未遂の疑いで、現場から逃走したとみられる東京都あきる野市の職業不詳の少年(19)を逮捕した。容疑について「間違いないです」と認めている。

 捜査本部によると、死亡した女性は守屋径(こみち)さん(31)。少年は、女性の殺害もほのめかしており「人を殺す動画を見て刺激を受け、無理心中を撮影しようと思ったが、女性に断られけんかになった。自分も死ぬつもりだった」と供述している。司法解剖の結果、死因は失血死で刺し傷は約70カ所に上った。胸の傷は深さ約18センチで心臓を貫通していた。面識はなかったとみられており、捜査本部は殺人容疑でも捜査し、経緯や供述内容を慎重に調べる。

 事件は1日午後、立川市のホテル5階で発生。少年は風俗店で女性を指名し、先に部屋へ入った。店を利用するのは初めてだった。女性の財布が現場の部屋に残されており、捜査本部は金品以外の目的があったとみている。

 2人が顔を合わせてから約6分後、女性は職場に「盗撮です。すぐ来てください」と電話し男性が助けに向かった。男性がドアを叩くと、部屋から出てきた少年に腹部1カ所を刺された。捜査員が駆けつけると、女性はベッドの脇、男性は廊下で倒れていた。女性の体には抵抗時にできた防御創とみられる傷もあった。廊下の壁には凶器とみられる刃渡り約20センチの包丁が血の付いた状態で刺さっていた。

 捜査関係者によると、少年は現場から逃走。ホテルからJR立川駅まで徒歩で向かい、電車で拝島駅(昭島市)に移動し、拝島駅近くからバイクで逃走していた。一夜明けた2日午前、捜査員があきる野市でバイクに乗った少年を発見。羽村市の土手で声を掛けて身柄を確保した。警察官には当初「ツーリングをしています」と語った。2人を刺した際にケガをしたとみられ、右手にトイレットペーパーを巻き、左手にばんそうこうを貼っていた。

 逮捕容疑は1日午後、立川市のホテルで風俗店店員の男性(25)の腹部を包丁で刺し殺害しようとした疑い。少年は「逃げるために刺した」などと供述している。

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