ぴあ「ワクチン接種の予約・抽選受付サービス」提供開始 チケットぴあの仕組み活用 エンタメ復活を後押し

[ 2021年5月13日 14:20 ]

 チケット販売大手「ぴあ」(東京都渋谷区)は13日、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐって各自治体で予約受付時のトラブルなどが相次ぐ中、自治体向けに「チケットぴあ」のシステムを活用した「新型コロナワクチン接種予約受付・抽選サービス」の提供を開始すると発表した。14日から相談受付をスタート。ぴあ総研によると、新型コロナによるイベントの開催制限で業界全体の入場料収入が8割消失(2020年3月~21年2月)。「多くの人々がライブ・エンタテインメントを超満員の会場で大歓声とともに安心して楽しめる日が来る」ためにも、一刻も早いワクチン接種をサポートする。

 ぴあは「今後の大規模接種や若年層への普及に向け、これまで各国の五輪や、サッカー・ラグビーのW杯など、大規模なイベントのチケッティング業務を受託してきたノウハウを活かせるものと判断しました」とサービス提供の理由を説明。「同時に、私たちにとって文化・芸術、エンタテインメントやスポーツは、日々の生活になくてはならないものです。一刻も早くワクチン接種を進めることで、多くの人々がライブ・エンタテインメントを超満員の会場で大歓声とともに安心して楽しめる日が来るよう、当社ができることで可能な限りのバックアップをしてまいりたいと考えております」とした。

 なお「各自治体との交渉内容、そのシステムの詳細や費用については、機密保持や契約上の観点により、現時点では非公開」とした。

 発表は以下の通り。

 (1)各自治体から対象者に送付されている新型コロナワクチン接種券について、接種日や接種会場、施術時間帯などの個別予約受付と、その抽選が可能となるシステムを、パッケージにして提供します。

 (2)既に利用を希望する自治体との交渉を開始しています。早ければ5月中にも、いくつかの自治体において稼働を開始したい見通しです。

 (3)「チケットぴあ」のシステムは、下記のような機能とバックヤードを備えています。
 ・1回の予約受付に際して、同時に数十万件規模のアクセスに耐え得る環境を有しています。
 ・公平な抽選システムを有しており、同一人の重複申し込みを防ぐことも可能です(なお、個人情報は当社で取得せずにサービスを提供することが可能です)。
 ・1年間に7000万枚を超えるチケットを発券しており、全国約4万カ所に及ぶ発券ネットワークを有しています。
 ・既に自治体からの受託を決めている事業者に対しても、受付システムを提供することが可能です。
 ・当社は東証一部上場企業であり、自治体との業務受託契約にあたっての基本的な資格を有しています(公募や入札等の複雑な申請手続きを必要としない自治体より、優先的に対応させていただきます)。
 ・当社が保有する「ぴあアリーナMM」(横浜市・収容12000名)も、空き日については大規模接種会場としての貸し出しに応じたい考えです。

 (4)費用については、各自治体の受付方法や対象者数、会場数や期間・日程、発券や郵送の有無等によって変動しますが、受付1件につき千円程度~にて提供の予定です。

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