切断したネコの首学校に持ち込んだ岡庭容疑者 高校時代に殺人未遂「対象が動物から女の子に変わった」

[ 2021年5月8日 05:30 ]

茨城家族殺傷事件

 岡庭容疑者の常軌を逸した凶悪な素顔が浮かび上がってきた。高校2年生だった2011年に、三郷市と千葉県松戸市で女子中学生と小学生女児を刺し、殺人未遂などの疑いで逮捕されている。逮捕時にはバッグになたを隠し持っており「歩いている人を殺そうと思った」と供述。自宅からはサバイバルナイフなど刃物70本以上が押収されていた。

 当時「最初は遊びのつもりでネコを殺していたが、対象が動物から人間、女の子に変わった」とも供述。三郷市にある実家の近隣住民によると、小学校時代から動物虐待の目撃情報があり、高校では切断したネコの首を持ち込むトラブルもあったとみられる。

 未成年だったが、家庭裁判所は事件の悪質性から刑事処分が相当と判断。成人と同じように裁判員裁判で審理され、地裁は「医療少年院で治療や矯正教育を施すことが有効」との決定を下した。

 別の住民によると、三郷市の実家は土地などを多く所有する名家だったが、11年の事件以降は、両親を外で見かけることはなくなったという。

 昨年11月に埼玉県警が三郷市の自宅を家宅捜索した際は、硫黄約45キロに加え、猛毒のリシンを含有するトウゴマや抽出に使う薬品などが見つかった。危険物に関する知識も豊富だったとみられ、自宅別棟にある容疑者の部屋を見た捜査関係者は「まるで実験室のようだった」と振り返る。それまで岡庭容疑者は両親と自宅で同居していた。

 硫黄の貯蔵量が危険物の取り扱い基準に反したとして、三郷市条例違反容疑で逮捕後、取り調べには素直に応じた。担当者は「論理的で頭は良い」とした。近所の男性(52)は、約10年前の高校生だった容疑者について「少し変わった雰囲気があり、何をするか読めない危うさを感じた」と話した。

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