インド感染 2千万人超す 医療体制は崩壊状態 「二重変異株」「三重変異株」も出現か

[ 2021年5月5日 05:30 ]

ニューデリーで、空の容器に酸素を入れてもらうため待ち続ける新型コロナ患者の家族(UPI=共同)
Photo By UPI=共同

 インド政府は4日、新型コロナウイルスの累計感染者が2028万2833人となったと発表した。1日当たりの感染確認は約35万7千人。4月22日以降、30万人を超える世界最悪の拡大ペースが続き、今月1日には40万人を超えた。医療用酸素の不足による入院患者の死亡が相次いで伝えられ、医療体制は崩壊状態にある。

 政府は感染者の早期発見と治療、ワクチン接種で事態を収拾させたい考えだが、感染確認の検査に時間がかかり、ワクチンは不足している。病床不足で入院できないまま自宅で死亡する人も多いとみられ、状況改善は見通せない。

 累計感染者は3200万人を超えた米国に次いで世界で2番目に多い。死者は計約22万2千人で、米国とブラジルに次いで世界で3番目。
 インドでは1つのウイルスに2つの変異が起きる「二重変異株」や「三重変異株」の出現も指摘され、免疫が働きにくくなったり感染力が強まったりする可能性がある。欧米や日本でも確認され、米国やオーストラリアなどがインドからの入国制限を発表。インドの感染急拡大を受け、警戒感が高まっている。

 インド外務省によると、世界40カ国以上から酸素濃縮器や医薬品などの支援の申し出があった。

続きを表示

「騒動特集」特集記事

「欧州スーパーリーグ」特集記事

2021年5月5日のニュース