子どもの数 40年連続減 1493万人で最低更新 出生数減 コロナ影響か

[ 2021年5月5日 05:30 ]

奈良県王寺町の大和川河川敷で、新型コロナウイルス流行の収束を願い、60匹のこいのぼりが空を泳いでいる
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 「こどもの日」を前に総務省が4日公表した集計によると、外国人を含む14歳以下の子どもの数は前年より19万人少ない1493万人で、40年連続で減少した。4月1日時点の人口推計を基に算出した。総人口に占める割合は11・9%と47年連続で低下し、いずれも比較可能な1950年以降の過去最低を更新した。少子化が進む現状を裏付けるとともに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「妊娠控え」の影響もうかがわせた。

 内訳は男子765万人、女子728万人だった。3歳ごとの年齢層別では低年齢ほど少なく、12~14歳が324万人に対し0~2歳は265万人だった。総務省は「出生数の減少を反映している」と説明している。厚生労働省が今年2月に公表した人口動態統計の速報値では、新型コロナ下の2020年の出生数は過去最少だった。

 子どもの数は1954年の2989万人をピークに減少。第2次ベビーブーム(71~74年)前後に増えたが、82年から減り続けている。97年には子どもの割合が65歳以上の割合を初めて下回った。

 国連人口統計年鑑によると推計時点は異なるものの、人口4千万人以上の33カ国のうち日本の子どもの割合は、韓国の12・2%、イタリアの13・3%などを下回って最も低かった。

 昨秋実施した国勢調査の速報値を基に公表する予定だった昨年10月1日時点の都道府県別の子どもの数や人口に占める割合は、新型コロナの感染拡大の影響で国勢調査の集計作業が遅れており見送った。

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