伊勢神宮 外出自粛よりコロナ退散神頼み!?昨年GWより人出89・9倍

[ 2021年5月4日 05:30 ]

多くの人が訪れた伊勢神宮(伊勢内宮前「勢乃國屋」提供)
Photo By 提供写真

 厚生労働省は3日、国内で新型コロナウイルスに感染した重症者が2日時点で1084人になったと発表した。1050人だった前日より34人増えて、2日連続で過去最多を更新した。こうした中、各地の観光地の人出は1度目の緊急事態宣言が全国に発令中だった昨年のゴールデンウイーク(GW)に比べ大幅に増加している実態が浮かび上がった。

 2日の日曜日と昨年GW中の3日の日曜日について午後4時台で比較。スマートフォンの位置情報を基にしたデータ分析会社「Agoop」によると、2日の新規感染者発表数が246人で過去最多となった札幌市の札幌駅では3・0倍。同じく40人で最多だった石川県では観光地である金沢市の繁華街・片町で4・7倍だった。

 なかでも激増していたのは三重県の伊勢神宮(内宮)で89・9倍。早朝からの参拝客もいることから午前6時台から午後4時台で見ると、17・2倍だった。観光案内所スタッフによると、内宮近くの駐車場は満車状態で、「県内をはじめ、関東、関西など全国から来ている印象。昨年のGWと比べると何十倍にも感じる。家族連れが目立った」という。

 同県では3月下旬からリバウンドの傾向が顕著となり、4月中旬に入ると、1日に発表される新規感染者数が過去最多を繰り返し更新。感染力の強い変異株の割合は9割を超しており、内閣官房のまとめによると、感染状況を判断する各指標は1日時点で病床使用率と10万人あたりの療養者数が「ステージ4」、入院率、重症者用の確保病床使用率など4指標で「ステージ3」となっている。県独自の「緊急警戒宣言」が発令中だが、4月28日には四日市市を対象とした、まん延防止等重点措置の適用を政府に要請している。

 東京、大阪など4都府県を対象にGWに的を絞った“短期集中型”の宣言が発令中。このほか、首都圏3県など7県には重点措置が適用されている。人出の抑制を図るために政府や各自治体は不要不急の外出自粛を訴えているが、効果は限定的のようだ。

 変異株の影響もあり、屋外でもマスク着用時の感染例が相次いで報告されている状況。GWの全国的な人の移動による、さらなる感染拡大が懸念される。

続きを表示

「騒動特集」特集記事

「欧州スーパーリーグ」特集記事

2021年5月4日のニュース