安倍前首相「菅氏が首相続けるべき」次期総裁選での再選支持表明

[ 2021年5月4日 05:30 ]

安倍晋三前首相
Photo By 共同

 自民党の安倍晋三前首相は3日夜のBSフジ番組で、次期党総裁選で菅義偉首相の再選を支持する意向を表明した。自身の退陣により、昨年9月に総裁選を実施したばかりであることを強調。「1年後にまた総裁を代えるのか。菅氏が当然、首相の職を続けるべきだ。党員ならば常識を持って考えるべきだ」と述べた。菅首相の総裁任期は9月30日に満了する。

 総裁選前に首相が衆院解散・総選挙に踏み切り、勝利した場合にも言及し「選挙で国民が菅首相を選んだ後に党内で代えるのか。それはおかしい」とも語った。東京五輪・パラリンピックについては「オールジャパンで対応すれば何とか開催できる」と述べた。

 安倍氏が昨年9月の退陣後、テレビに生出演するのは初めて。最大派閥「細田派」の事実上のオーナーである安倍氏の発言について、永田町関係者は「自身がキーマンであることを自覚している。衆院選でしっかりと勝ちきれば支えていくという条件を突きつけた」と指摘する。4月の衆参トリプル選挙で全敗したことによる「菅降ろし」の動きへのけん制との見方もある。

 また、安倍氏は番組内で与野党による憲法改正論議が停滞しているとした上で「憲法に賛成、反対があるのは当然だが、堂々と議論すべきだ」と呼び掛けた。自民党関係者は「菅首相は憲法改正に消極的。安倍氏は再選支持と引き換えに菅政権で憲法改正を含めて議論を前に進めさせようとしているのではないか」とした。

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