早貴容疑者 共犯者と接触か「大阪までネイル」事件4、5日前の不可解な外出

[ 2021年4月30日 05:30 ]

18年に亡くなった野崎幸助さんの自宅
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 和歌山県警は29日、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の酒類販売会社元社長、野崎幸助さん=当時(77)=を殺害したなどの疑いで逮捕した元妻の須藤早貴容疑者(25)を送検した。

 須藤容疑者が事件発生の4、5日前に不可解な外出をしていたことが29日、関係者の証言で分かった。事件前に田辺市内で覚醒剤密売人と接触していた須藤容疑者。和歌山県警は存在の可能性が指摘されている共犯者とも接点を持った可能性も含め、慎重に捜査を進めているとみられる。

 証言したのは事件当時、野崎さんが経営していた酒類販売会社で監査役を務めていた男性。事件のあった2018年5月24日の4、5日前、須藤容疑者が「大阪までネイル(サロン)に行く」と言って、1人で車で出掛けたという。須藤容疑者は4月に免許を取得したばかりだった。

 田辺市の自宅と大阪中心部は阪和自動車道などを経由し150キロほどの距離。渋滞状況にもよるが、おおむね片道2~3時間かかる。男性によると、家政婦が「ガソリン減ってないね」と不審がっていたといい、実際に大阪まで行ったのか疑問が残る。男性は「免許取りたてで(須藤容疑者が)給油をしたとは思えない」と話した。

 須藤容疑者は野崎さんと18年2月に結婚。毎月100万円を受け取る“愛人契約婚”で、同年のテレビ番組に出演した際「和歌山には月に何回か行けばいいと言われた」と明かした。男性も「東京にいることが多かった」と話した。

 田辺入りは月に数回程度で東京滞在時間の方が長いことから、わざわざ大阪のネイルサロンまで行くのは不自然だ。男性は「ネイルサロンなら田辺市にもあるのに。和歌山か田辺で誰かと会っていたのでは」と話す一方、「こちらには友達は全くいない」とも指摘した。

 事件前にインターネットで覚醒剤について調べていた須藤容疑者だが、経口摂取による殺害など、計画立案から実行まで全てを単独で行ったのか疑問視する声が出ている。県警幹部は逮捕当日の会見で、記者から共犯者の存在を問われ「今後の捜査で明らかにしていきたい」と話した。

 須藤容疑者のスマートフォン位置情報を解析済みの県警。事件前後の足取りも確認しているとみられ、街中の防犯カメラの映像を分析、接点を持った人物の洗い出しを進めるなど詰めの捜査をしているとみられる。

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