菅首相 求心力回復の“切り札”、1日1万人ワクチン大規模接種場設置指示

[ 2021年4月28日 05:30 ]

閣議に臨む菅首相
Photo By 共同

 菅義偉首相は27日、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターを東京都に設置するよう岸信夫防衛相に指示した。5月24日から約3カ月間、東京・大手町合同庁舎3号館に開設する。防衛省が厚生労働省や内閣官房と連携し、自衛隊中央病院の医官や看護官らが業務を担う。大阪府にもセンターを設ける見通し。

 この日、首相は岸氏に「防衛省、自衛隊は我が国の最後のとりでだ。新型コロナ感染症対策という国家の危機管理上、重大な課題に役割を果たしてもらいたい」と述べた。

 埼玉、千葉、東京、神奈川の4都県の高齢者が主な対象。使用ワクチンは米モデルナ製を見込んでおり、厚生労働省が5月20日にも承認を判断する。接種人数は1日1万人を想定。3カ月間で延べ計90万人の接種が見込まれる。首都圏の接種のてこ入れを図ることで、全市区町村へのワクチン公平分配より危機管理上、重要な集団免疫獲得を急ぐ姿勢を鮮明にした。首相は就任後初の国政選挙となった25日の衆参3選挙で全敗。大規模接種センターを求心力回復の“切り札”にしたいとの思惑も見え隠れする。

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