大阪コロナ感染者 初の1000人超えの中“完全封鎖”万博公園で超厳戒聖火リレー

[ 2021年4月14日 05:30 ]

大阪府の最近の新規感染者数
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 大阪府は13日、過去最多の1099人が新型コロナウイルスに感染し、感染者8人が死亡したと発表した。新規感染の1000人超えは初めて。5日から「まん延防止等重点措置」が適用されているが、感染者の急増傾向に歯止めは掛かっていない。

 記者団に対応した吉村洋文知事は「極めて厳しい状況だ」と険しい表情。「生活の維持に必要な病院、買い物、健康維持のための散歩以外の外出については避けていただきたい」と外出自粛への協力を求めた。政府に対する緊急事態宣言の要請は、重点措置の開始から2週間が経過する「19日の週の状況を見て判断する」とした。

 入院中の重症者は233人となり、うち20人は軽症・中等症患者の受け入れ病院などで治療を続けている。重症病床は府の要請に応じて一部の病院が積み増し、府が確保したとしていた224床より多い227床が使える状態。使用率は93・8%だが実態としては重症病床不足に陥っている。医療関係者は「既に医療崩壊の状態」と危機感をあらわにする。

 府内の新規感染者は今月初めには週2・4倍のペースで急増。その後徐々にペースが落ちたが、ここ数日も週1・5倍前後で増加を続けている。

 状況が深刻さを増す中、大阪府での聖火リレーがこの日から万博記念公園(吹田市)内で始まった。福島県からつながってきたリレーは全国10府県目となったが、感染拡大を理由に公道での開催が初めて見送られた。

 公園内の入り口4カ所はすべて封鎖。一般人の見学はできず、ランナー1人につき家族ら4人までの観覧に限られた。華やかなスポンサーの車列はなく、沿道に鈴なりの観客もいない中、静かに進んだ。それでも訪れた家族らが拍手で走者を後押し。兄が走った同府八尾市の会社員中島有紗さん(37)は「当初のルートと違うのは残念。兄の同僚の分まで応援したい」とエールを送った。

 「普通とは違う形だが、それでもリレーを次のエリアにつないでいきたい」と吉村氏。高揚感とはほど遠い雰囲気の中、五輪開幕まで残り100日となるきょう14日も同所で実施される。

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