北朝鮮の五輪不参加表明に韓国「残念」、和解探るはずが…“はしご”外された

[ 2021年4月7日 05:30 ]

 北朝鮮の五輪不参加表明で最もダメージを受けるのは、韓国の文在寅政権だ。決定から約2週間後の表明は、7日に投開票される首都ソウル、釜山の両市長選にぶつける狙いからとの見方があり、コリア・リポートの辺真一編集長は「文政権に厳しい“北風”が吹くだろう。文氏に見切りをつけた正恩氏が強烈な肘鉄を食らわせた」と指摘する。与党が2敗すれば、文氏の求心力低下は必至。来年3月の大統領選に影響が及ぶ可能性が高い。

 南北融和を掲げる文政権だが、正恩氏は金剛山観光や開城工業団地の開発など南北首脳会談(2018年)の合意事項を履行できない文氏に立腹。昨年6月には「(韓国を)もう二度と相手にしない」と宣言し、南北共同連絡事務所を爆破した。今回の不参加表明で「南北の決裂を再び印象づけることになる」(辺氏)。東京五輪で期待していた、対話の場も消える。

 韓国統一省は6日、「東京五輪が朝鮮半島の平和と南北間の和解や協力を進展させるきっかけになると願ってきた」とし、北朝鮮の不参加を「残念に思っている」と表明した。

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