厚労省23人宴会 課長の開催方針に誰も中止言い出せず「雰囲気壊せない」

[ 2021年4月5日 05:30 ]

厚生労働省が入る合同庁舎
Photo By 共同

 新型コロナウイルス感染が拡大する中、厚生労働省の職員23人が東京・銀座で深夜まで宴会を開いていた問題で、職員らが同省の調査に「雰囲気を壊せないと考え、誰も中止を言い出せなかった」と答えていることが4日までに分かった。

 問題の宴会は、介護保険制度を担当する老健局老人保健課が3月24日に開いた送別会。東京など1都3県に緊急事態宣言が発令されていた3月8日、課長(当時)が開催を提案した。宴会の発覚を受けた厚労省の調査に対し、課長は「一緒に頑張った仲間に感謝の意を表する場を用意したかった」と話した。宣言が解除されなければ予約を取り消すつもりだったという。

 東京都は宣言解除の決定後も、飲食店に対して午後9時までの営業時間短縮を求めており、課長は予定通り開催するかどうか部下から相談されたが「宣言が明けたのでやってよいのではないか」と応じた。厚労省の調査に、参加者らは「雰囲気を壊したくない」「あいさつぐらいはした方がいい」と、当時の心境を吐露した。課長は減給とともに事実上の更迭、19人が訓告や注意の処分を受けた。

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