深夜会食の厚労省職員 締めラーメンに「待った」、閉店後まで店に居座る

[ 2021年4月1日 05:30 ]

衆院厚労委で厚労省職員が深夜まで会食していた問題を巡り陳謝した田村厚労相(中央)=31日午前
Photo By 共同

 衆院厚生労働委員会は31日、厚労省職員23人が東京・銀座の飲食店で深夜まで会食をしていた問題などを巡り審議した。政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、国民に大人数での会食を控えるよう求めており、野党は信用を失墜する行為だとして追及した。

 質問に立った立憲民主党の長妻昭副代表によると、厚労省の職員らは飲食店を午後7~9時で予約していたが、「締めのラーメン」の提供タイミングを待たせてまで会食を延長。長妻氏は「鍋料理メインの店で最後の締めのラーメンが出るらしいが、“待った待った待った”と言って(居座った)。お店の方も困惑されていた」と指摘。会食は閉店時間の午後11時を過ぎた同11時50分ごろまで続き「居座り型自粛破りだ」と斬り捨てた。

 田村憲久厚労相も「店の方は、非常に迷惑されたんだと思う。常識を逸する行為だ」と認めた。長妻氏は「(閣僚給与2カ月分の)返上では生ぬるい」と辞任を要求したが、田村氏は「省内を引き締めるのが私の責任の取り方だ」と否定した。

 菅義偉首相も31日の衆院内閣委員会で、この問題について「国民に申し訳なく、心からおわびする。二度と起こることがないようしっかりと取り組む」と重ねて謝罪。田村厚労相の監督責任を問う声に対しては「うみを出して国民の信頼に応えるよう取り組んでほしい」と述べ、辞任は必要ないとの認識も示した。

 厚労省では他にも宣言解除後の3月24、25日に、5人以上が参加した職場の会食が2件確認された。いずれも午後9時までに終了したとしている。一連の問題について、日本医師会の中川俊男会長は31日の会見で「感染症対策に日夜取り組んでいる医療関係者などの努力を踏みにじる行為で、本当に残念だ」と批判。役人や政権への怒りの声は日々大きくなるばかりだ。

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