二階氏“菅離れ”!?…内閣支持率急落、ダブル補選2敗なら「4月政局」現実味

[ 2021年1月21日 05:30 ]

菅首相を巡る相関図
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 菅義偉首相の施政方針演説に対する各党代表質問が20日、衆院本会議でスタートした。新型コロナウイルスへの後手対応で内閣支持率は急落。首都圏1都3県に発令された緊急事態宣言は21日で2週間となるが、感染状況の改善は見られないまま。政権浮揚は望めず、4月のダブル補選で退陣に追い込まれる「4月政局」が現実味を帯びてきている。

 首相は代表質問で、2月下旬と明言してきたワクチン接種開始時期について「さらに一日も早く開始できるよう、あらゆる努力を尽くす」と前倒しに意欲を示した。これは後ろ盾とされる自民党の二階俊博幹事長への答弁。政権唯一のよりどころのワクチンへの姿勢を引き出した形だ。

 首相を「地方に住む人々の心を十分に理解する政治家の代表だ」と持ち上げた二階氏。蜜月ぶりをアピールした格好だが、ここにきて言われているのが二階氏の“菅離れ”だ。

 首相は「政権の立役者」とされる二階氏、林幹雄幹事長代理、森山裕国対委員長の「3人組」と頻繁に面会を重ねてきたが、批判を招いた昨年12月14日の「ステーキ会食」以降、二階氏との密接な意思疎通の場でもある会食はゼロ。一方、支持率は毎日新聞33%など1月に入って続落し、自民党関係者は「限界の数字」。野党は予算委員会で答弁能力が不安視される首相に集中砲火を浴びせる構えで、危険水域の30%割れを見越した菅離れという見方だ。

 官邸関係者は「力があると見られがちだが、二階派だけでは46人にすぎない。主流派にとどまるためには風見鶏になって“次”に向け動かないといけない。共倒れを回避する菅降ろしだ」と警戒。そのタイミングは4月の2つの補選。政治とカネが問題視される衆院北海道2区は不戦敗。立憲民主党の羽田雄一郎氏死去を受けた参院長野選挙区はコロナ対応が問われる。自民党関係者は「事実上の2敗は既定路線で、くすぶっていた菅降ろしが一気に表面化する可能性がある」と話した。

 東京五輪が中止や再延期となれば、その動きは加速。起死回生の一手は21年度予算成立後の春解散だが「そんな力はもうない」というのが、おおかたの見方だ。首相はワクチン担当に河野太郎行政改革担当相を指名。「首相にふさわしい人」アンケートの上位常連だ。「降ろされる前に河野氏に政権を禅譲。影響力を少しでも残す唯一つの道」。永田町ではこんな声まで出始めた。

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