菅首相 勝負の150日、通常国会乗り切れる?“危険水域”支持率30%割れ目前

[ 2021年1月18日 05:30 ]

菅首相のNG発言
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 第204通常国会が18日に召集される。菅義偉首相は17日、東京・赤坂の衆院議員宿舎で終日過ごした。昨年9月の就任後、外出しなかったのは初めて。永田町関係者は「答弁力、発信力に大きな疑問符が付き、これ以上失敗できないと閉じこもって準備した可能性がある」と切羽詰まった首相の状況を語った。

 通常国会での最大の焦点は新型コロナウイルス対応。国民の生活に直結するテーマだけに、言い間違いや“NG発言”が目立つ首相について、自民党や官邸内では「会期を乗り切れるのか」と懸念する声が噴出している。

 4日の年頭記者会見で衆院解散を「秋のどこかで」と語り、終了後に官邸が慌てて「秋までのどこかで」と訂正。13日には緊急事態宣言の追加地域を「福岡県」と言うべきところを「静岡県」と述べた。これまでにも発言が物議を醸していた。昨年12月に動画配信サイト「ニコニコ生放送」で「ガースーです」とあいさつし「こんな時期に軽すぎる」などの批判が上がった。

 そんな中で身内の不安が募るのは答弁回数の激増だ。昨年10月から41日間の臨時国会で首相の答弁回数は15回。それが通常国会では会期が6月16日までの150日間で、主戦場は一問一答形式の厳しい予算委員会。政界関係者によると、通常国会では首相の答弁回数は衆院予算委員会だけで100回以上にもなり、多い年には200回にも上るという。

 日本学術会議問題一色だった昨年の臨時国会で首相は「答弁を差し控える」と100回も連発。自分の言葉で語れない姿に批判が上がったが乗り切った。だが、通常国会は第3次補正予算案に計上された「GoToトラベル」追加経費1兆円、コロナ対策に向けた特措法と感染症法の改正案などの審議になる。「日本学術会議は人事の問題だったため、一歩譲って“差し控える”でも通せたが、通常国会はコロナ禍対応の政策論議。今回は“差し控える”は通用しないし、使えない」と永田町関係者は語る。

 毎日新聞が16日に発表した内閣支持率は33%と、政権運営の危険水域とされる30%割れが目前。自民党関係者は「今後のNG発言のダメージは大きい。野球でいえば2死まで追い込まれている状況だ」と不安げに語った。

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