銀座クラブママ悲鳴 キャスト守るために…「8時閉店を守っていけるか心配」

[ 2021年1月10日 05:30 ]

店の前で手の消毒を行う「ル・ジャルダン」のオーナーママの望月明美さん(撮影・木村 揚輔)
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 緊急事態宣言を受け、飲食店は午後8時までの時短営業を要請され、外食産業が悪戦苦闘している中で東京・銀座の高級クラブも悲鳴を上げている。銀座で1996年から「ル・ジャルダン」など4店を経営する望月明美ママ(55)は「8時閉店を守っていけるのか心配です」と苦しい胸の内を語った。

 時短営業要請を受け、午後8時だった開店時間を8日から午後5時に早めることを決めた。変更初日となった8日には早めに来店して楽しむ客の姿も多く見られたが、銀座のクラブでは午後8時30分ごろから飲み始める客が多いといわれる。そのため、明美ママは「この状態が続くかは不安」と語る。

 「ウチの店では幸いコロナ患者は出ていないが、2000人もの新規感染者が連日出る中で協力していかなければ。けれど、売り上げが落ちて苦しくなる女の子(女性キャスト)たちも助けなければいけない」と語った。先行きの不安を語る女性キャストも多いそうで「今後、売り上げが落ちて苦しくなったとしたら、時短を続けられるのかと不安になる」と話した。

 《「花はな」オーナー“特別な街”守りたい》
 銀座のクラブ「花はな」は午後7時30分だった開店時間を午後4時に変更。松岡華世ママは「企業の終業時間が早まると聞いたので(客の来店を)期待したいが、テレワークが増えれば、どれくらい来てくれるか分からない」と窮状を訴える。

 時短要請に応じれば1カ月最大180万円の協力金が支給されるが「家賃など月300万円は掛かるのに全く足りない。どうしたらいいんでしょうね」と頭を抱えている。

 1998年創業。客席は約20で、ママと女性キャスト6人。「銀座では中規模の店。時間制をとらず、銀座では比較的入りやすい店」として親しまれてきた。新型コロナの感染拡大で客足は激減したが「何とか生活していける程度に収入が戻ってきていた」という矢先に再び発令された緊急事態宣言。周囲には、閉業や休業する店も目立ち始めたという。

 「銀座は特別な街」という。女性キャストも、客も礼儀を重んじる。「それでいて堅苦しくない街の空気を守っていきたい」と思っている。飲食店だけでなく、それを支える酒店や花店、美容院を含む街全体の未来を心配する。「私たちが店を閉じたら、いろんな店が立ちゆかなくなる。なんとか頑張らなくては」と自身に言い聞かせるように話した。

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