コロナ禍で常識変わる?キャッシュレスさい銭、オンライン参拝…初詣の新様式いろいろ

[ 2020年11月24日 05:30 ]

 コロナ禍で初の新年が近づき、各地の寺社は初詣参拝客らの感染防止対策を進めている。寺社の備品になるべく触れないように、スマートフォンなどのデジタル機器を積極的に導入。「触らぬ神でも御利益あり」として新様式を取り入れ、参拝客を迎える。

 【(1)キャッシュレスさい銭】祈願成就を願ってさい銭箱に投げ入れる小銭も、家族や仲間とのやりとりなどで感染を広げる恐れもある。電子通貨をスマホで送金すれば問題ない。さい銭箱近くに設置されたQRコードなどにスマホやカードをかざす。カラフルな御朱印で人気の名古屋市・別小江(わけおえ)神社ではPayPay(ペイペイ)など電子通貨が使える。兼子怜佳禰宜(ねぎ)によると「元々は日本の小銭を持たない外国人向けだった」という。岐阜県高山市の黄金神社は地域の電子通貨「さるぼぼコイン」を採用。「お金の神様をまつっており、新しい通貨を応援したい思いもある」とした。

 【(2)センサーで鈴の音】さい銭の後は鈴を鳴らし手を合わせるのが作法。ただ多くの人が握る、鈴を鳴らす布綱の「鈴緒」は感染拡大のリスクがある。京都市の八坂神社や宮崎市の宮崎天満宮では、さい銭箱の上のセンサーに手をかざすと鈴の音が鳴る。宮崎天満宮は「市販の防犯センサーを転用した」と話した。

 【(3)QRコードおみくじ】木箱の穴から棒を出すおみくじも感染の可能性がある。神戸市の生田神社は、境内各所にQRコードを掲示。スマホで読み取れば同社の特設サイトが開く。おみくじのページにいくと1~50の数字が1つ表示される。授与所で画面を見せ、300円を納めれば紙のおみくじと交換できる。

 【(4)オンライン参拝】寺社に足を運ばない参拝も可能。別小江神社はカメラ4台で拝殿などの風景を生配信。スマホやパソコンの画面を見て手を合わせる。

 画面越しの参拝や、スマホで神仏に接することに疑問の声も上がっているが、兼子禰宜は「神社の方向を向いて拝む“遥拝(ようはい)”という作法もある。オンラインで拝殿を見ながら拝むのも御利益はあると考えます。デジタル機器を介しても、お参りする方の心は届くと思います」と話した。 (岩田 浩史)

 《オンライン用カメラで御用》オンライン参拝用のカメラが思わぬ効果を発揮したケースもある。別小江神社では先月、さい銭箱から3万円が盗まれる事件が起きたが、カメラには男2人が工具でさい銭箱を壊す様子が写っていた。映像はツイッターで拡散され、男らは自首。逮捕に至った。同社ではコロナ禍で参拝できない人のため、今年4月にカメラを設置していた。

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