初の国会論戦 菅首相の棒読み答弁に乱れ飛ぶヤジ…我慢限界!?「静かにしてもらっていいですか」

[ 2020年10月29日 05:30 ]

 菅義偉首相の所信表明演説に対する各党代表質問が28日、衆院本会議で始まった。9月の菅内閣発足後、初の国会論戦。立憲民主党の枝野幸男代表が日本学術会議の会員任命拒否問題を厳しく追及したのに対し、首相は従来答弁の棒読みに終始。説明責任軽視の姿勢があらわになり、議場は「任命をやり直せ」「独裁者」などのやじが乱れ飛び、一時騒然とした。

 首相は、学術会議の推薦に基づいて首相が任命すると定めた日本学術会議法の規定には違反しないとの認識を示した上で「個々人の任命理由は人事に関することであり、お答えは差し控えます」と答弁。続けて「総合的・俯瞰(ふかん)的な活動を…」とこれまでの決まり文句を繰り出したところで、やじはヒートアップした。

 首相はたまらず議長席を振り返り「少し静かにしてもらっていいですか」と注文。大島理森議長が「ご静粛に」と注意したが、やじがやむことはなし。枝野氏は答弁にあきれかえるように失笑した。

 首相はそれまでも、やじに負けないように少しずつ声量を上げて話していたが、目つきも厳しくなり我慢の限界に達したようだ。枝野氏の質門に対する答弁で学術会議関連は2分20秒ほど。議長が「ご静粛に」と発したのは3回にも及んだ。

 片りんを見せた“イラ菅”。来週の予算委員会を見据え、政府関係者は首相の棒読み答弁と「気の短さ」を不安視する。「野党は厳しい追及ややじで、説明責任を全く果たさずイラつく首相を際立たせようとするだろう。解散判断に影響する支持率に直結しかねない」と警戒感をにじませた。

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