日本人初の月面着陸へ!宇宙飛行士13年ぶり募集、夢託す若田光一さん「若い人に担ってもらいたい」

[ 2020年10月24日 05:30 ]

国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士の選抜・養成プロセス
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 人類が再び月に降りて探査する国際プロジェクトを巡り、初めて月面着陸する日本人宇宙飛行士が募集される。萩生田光一文部科学相は23日、閣議後の記者会見で、来年秋ごろをめどに2008年以来13年ぶりの新規募集を行うと明らかにした。

 日本政府は昨年、米国の「アルテミス計画」への参加を表明。今年7月には月周回基地「ゲートウエー」の建設や月面探査への協力を盛り込んだ米国との共同宣言に署名し、20年代後半に日本人初の月面着陸を目指す。

 宇宙航空開発機構(JAXA)の日本人現役飛行士は7人。平均51歳とベテランが多く、定年は60歳のため、10年後も現役なのは大西卓哉さん(44)と金井宣茂さん(43)の2人だけ。飛行士は育成に約5年かかるといわれ、探査の本格化までに人材育成が必須だった。JAXA特別参与で飛行士の若田光一さん(57)は「若い人にぜひ月探査を担ってもらいたい」と夢を託した。

 米国の飛行士は平均49歳、ロシアは同45歳で、採用も数年ごとに実施している。日本はこれを見習い、これまで2年半~10年おきと不定期だったのを改め、5年に1回といった一定の頻度での募集に切り替える。

 JAXAの前回選考は、過去最高となる男女計963人が応募。書類審査や面接など、半年以上の長丁場の選考を経て選ばれ、倍率は300を超える狭き門となった。

 これまで募集は6回行われたが、発表から募集開始まで長くて1カ月ほどで、応募できなかった人も多いとみられる。今回は約1年ほどあるため、応募者が大幅に増加する可能性もある。

 69年7月、アポロ11号(米国)のアームストロング船長が「1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩」との名言を残してから半世紀が過ぎた。日本人初の“一歩”を巡り、注目の選考となりそうだ。

 《育成に5年程度》前回の選抜では、「日本国籍を持つ」「自然科学系の大学卒業以上」「研究などで3年以上の実務経験」などが応募条件とされた。書類審査後は、一般教養や専門知識の筆記試験のほか、身体能力や心理適性の検査が課された。合格後は基礎知識や語学の習得のほか、体力の向上、航空機の操縦技術や船外活動などの訓練を受ける。チーム行動やメディア対応も学ぶ。基礎訓練は約2年で、国際宇宙ステーション(ISS)搭乗訓練が1年半~2年半とされる。

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