“渋谷ハロウィーン”自粛を…区長“飲むな騒ぐな”「クラスター発生するのは避けなければ」

[ 2020年10月23日 05:30 ]

 東京都渋谷区の長谷部健区長は22日、31日のハロウィーンを前に記者会見し、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「渋谷の路上で騒いだり、酒を飲んだりしないでほしい」と呼び掛けた。例年、渋谷駅周辺は多くの若者が集まり、混乱は拡大する一方だった。今年はオンラインのイベントを開催するが、人出の抑制につながるかは未知数。区は昨年並みの警備態勢で備える。

 コロナ禍で迎えるハロウィーン。長谷部区長は「クラスターが発生するのは避けなければならない」と語った。買い物客や飲食店などの利用者が渋谷を訪れるのは当然該当しないとした上で「夜通し騒いだり、路上で酒を飲んだりすることは慎んでほしい」と自粛を求めた。

 渋谷ではここ数年、JR渋谷駅周辺に大勢の若者らが集結し、昨年は最大約7万人でごった返した。参加者同士のけんかなど騒動は深刻化しており、18年には軽トラックを横転させて逮捕者が出る騒ぎも発生。ごみの散乱などマナーの悪さも問題となっている。

 新型コロナウイルスの感染防止が最大の課題の今年は自宅にいても渋谷を楽しめる催しを企画しており、長谷部区長は「ぜひ自宅で楽しんで」と呼び掛けた。区が公認する仮想空間「バーチャル渋谷」内で複数のイベントを26日から開催。3DCGで再現されたスクランブル交差点から道玄坂まで約400メートルの街並みで、仮装コンテストやきゃりーぱみゅぱみゅ(27)ら人気アーティストによるライブも行われる。

 “リアル”の世界では路上対策を引き続き敢行。昨年施行した条例に基づき、今月24~25日と30日~11月1日の午後6時~翌午前5時(25日のみ翌午前0時)の時間帯は路上での飲酒を禁止。駅周辺の計42店舗に酒類の販売自粛を要請する。警視庁と協力し、警備は約100人を配置。騒ぎが起きないよう、路上に滞留しないよう促す。長谷部区長は「外で歩き回って、楽しい場所にはならない」と強調した。昨年まで区などが用意した仮設トイレ(4カ所)や、着替えスペース(1カ所)も設置しない。

 近年の参加者は約半分が外国人といわれ、新型コロナで訪日外国人が激減した今年は、例年ほど人が集まらないとの見通しもある。だが、区の担当者は「最近の渋谷は、深夜に路上で騒ぐ酔客も多く、緊急事態宣言前と変わらない」と不安を口にする。31日は土曜日。長谷部区長は「正直、どれだけ人が集まるか読めない」と表情を曇らせた。

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