コロナ“第3波”は11月か 過去最悪ペースで増加 フランスでは夜間外出禁止

[ 2020年10月20日 05:30 ]

 新型コロナウイルスの感染者数が世界的に急増している。米国やイランでは第3波が到来。イランでは9月1日に1日当たり1642人まで減った後で増加し、今月15日には過去最多の4830人が確認された。米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、世界の感染者数は過去最悪のペースで増えており、19日時点で約4000万人に上った。

 特に規制を緩めた欧州諸国は春の第1波を上回る第2波が訪れ新規感染者が激増。欧州全体で3月の第1波では1日当たりの新規感染者数がピーク時で約5万人だったが、今月の第2波では16日に1日当たり15万7848人と3倍超となった。

 1日当たりの感染者数で過去最多も続出。最も深刻なのはフランスで、17日には1日当たり3万2427人と過去最多を更新。イタリアは18日に1万1705人、ドイツも17日に7830人といずれも過去最多を更新した。ベルギーも13日に1万369人を確認。同国で1日に1万人以上が確認されたのは初めてだった。チェコは16日に、オーストリア、オランダ、ポーランドは17日に過去最多となった。

 規制の再強化が始まり、フランスは17日から4週間、パリなど9都市で夜9時以降の夜間外出を禁止。オランダは14日から飲食店の営業停止措置を行い、ベルギーも19日から4週間、全ての飲食店を閉鎖した。スペインでは通勤、通学を除き、首都マドリードへの出入りを制限。イタリアは北部ロンバルディア州でバーの営業を制限し、英国も飲食店の夜間営業を禁止した。

 世界保健機関(WHO)幹部バンケルコフ氏は感染者急増に懸念しつつも、ウイルスの不明点が多かった「半年前とは状況が違う」と強調。ワクチンや特効薬はまだ開発されていないが、対人距離の確保や手指消毒の徹底など誰でもできることが最も効果的として、対策継続を訴えている。西武学園医学技術専門学校東京校校長で医学博士の中原英臣氏は「感染者増加の一番の原因は季節、冬だから。新型コロナは元々、風邪のウイルスなので冬に増えるのは当然。日本もインフルエンザ同様に11月くらいから増えるでしょう」と指摘。これまで通り“ウィズコロナ”の生活様式を続けていれば問題ないとの考えも示した。

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