菅首相 中曽根元首相合同葬で誓った「改革の精神を受け継ぐ」

[ 2020年10月18日 05:30 ]

故中曽根元首相の内閣・自民党合同葬で遺影が飾られた祭壇に献花する参列者(代表撮影)
Photo By 共同

 戦後第5位の長期政権を担い、昨年11月に死去した故中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬が17日、東京・高輪のグランドプリンスホテル新高輪で営まれた。葬儀委員長の菅義偉首相は追悼の辞で「必要な改革を実行し、国際社会の平和と繁栄に貢献した」と称え「改革の精神を受け継ぎ、国政に全力を傾けることを誓う」と強調した。

 合同葬を巡っては、政府による約9600万円の経費計上や全国の国立大などに弔意表明を求めた文部科学省への批判が出た。中曽根元首相の地元、群馬県の群馬大学では半旗を掲揚。母校の東京大など、雨天のため取りやめる大学もあった。

 合同葬には秋篠宮ご夫妻ら皇室関係者のほか、森喜朗、小泉純一郎、福田康夫、麻生太郎、安倍晋三各氏の首相経験者らが参列。経費計上や弔意表明を問題視する野党側からも立憲民主党の枝野幸男代表が出席した。

 《読売新聞グループ渡辺主筆が弔辞寄せる》読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆は弔辞を寄せ、同社の山口寿一社長が代読した。渡辺、中曽根両氏は、政治記者と政治家として半世紀以上にわたり盟友関係を築いてきた。中曽根氏の残した俳句「暮れてなほ 命の限り 蝉しぐれ」に触れ「今あなたのいる星輝く天界で、近くお目にかかるのを楽しみにしている」としのんだ。

 《秋季例大祭に合わせ靖国に真榊奉納》この日、首相は東京・九段北の靖国神社で始まった秋季例大祭に合わせて「内閣総理大臣 菅義偉」名で「真榊(まさかき)」と呼ばれる供物を奉納。官邸筋によると、官房長官だった約7年8カ月の間、春と秋の例大祭に合わせた靖国神社参拝は一度も行わず、真榊を奉納することもなかった。例大祭で真榊を奉納してきた安倍晋三前首相の対応に倣い奉納することにしたという。一方、衆院議員の任期満了が1年後に迫る中、解散・総選挙をにらんで保守層の支持を固めておきたいとの思惑もありそうだ。

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