芸能界相次ぐ訃報…社会心理学者“自死拡大”に警鐘「感染症のように広がる」

[ 2020年9月28日 05:45 ]

竹内結子さん
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 俳優が自ら命を絶ったとみられる事態が相次いでいる。

 社会心理学者の碓井真史氏(新潟青陵大学大学院教授)は「何もしなければ自死は感染症のように広がることから、拡大を食い止めなければいけない」と危機感を募らせる。「危険なのは亡くなった方の身近な人や境遇が似ている人」とした。

 自死の連鎖を止めるためには一体どうすればいいのか。碓井氏が重視するのは声掛けだ。「死にたい」「消えたい」というのは自殺のサインだとし「サインが分からなくても“あれ?”と異変を感じた時はぜひ一声掛けてほしい」と促す。例えば「大丈夫?」という問いに「大丈夫」と答えたら要注意だ。「人はなかなか弱みを見せられない。相手に心配をかけまいと強がってしまう」という。

 ここで重要なのは一声かけたら、もう一声。会話を途切れさせないように「ただおしゃべりすることが大切。話の中身は関係ない」と碓井氏。「一緒にご飯を食べない?」と誘ったり「隣に座っていい?」と寄り添う言葉を投げかけてみる。相手が悩みを話し始めたら説教せずに傾聴する姿勢が大切で「しゃべる時間がなければ“明日聞かせてくれない?”と約束してほしい」と呼び掛けた。

 《女性の自殺 前年比で増加》警察庁によると、今年8月に全国で自殺した人は速報値で1849人。昨年の同じ時期に比べて246人、率にして15.3%増えた。内訳は男性が60人増の1199人、女性が186人増の650人で、女性の自殺の増加が目立っている。コロナ禍でサービス業を中心に影響が大きいこと、在宅勤務で女性にストレスがたまりやすい環境があることなどとの関連を指摘する声もある。厚生労働省もコロナ禍と自殺者数増加の関係を分析する方針。

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