北朝鮮は謝罪したが…文在寅大統領に国民反発 韓国軍式典の演説で“射殺事件”に言及せず

[ 2020年9月26日 05:30 ]

 北朝鮮による韓国人射殺事件で、韓国大統領府は25日、北朝鮮側から同日午前に通知文が届き、この中で金正恩朝鮮労働党委員長が「文在寅大統領と南の同胞たちに大きな失望感を与え、非常に申し訳なく思う」と謝罪したと発表した。

 通知文は北朝鮮の朝鮮労働党統一戦線部名義。金氏は「ただでさえ悪性ウイルス(新型コロナウイルス)の病魔の脅威に苦しむ南の同胞」の助けになるどころか「思いも寄らない不始末」を起こしてしまったとし、謝罪の趣旨を韓国側に伝えるよう指示したという。

 金氏から謝罪を受けた韓国の文在寅大統領だが、韓国国内では批判の声が高まっている。文氏は25日に韓国軍の式典で「国民の生命を脅かす行為には断固とした対応をとる」などと演説。だが、その中で韓国人射殺事件には言及せず、国内での反発が強まっているという。

 また、韓国政府は事件が発生した22日夜の段階で事態を把握していたが23日未明には国連総会で文氏のビデオ演説が予定されていたため、事件の発表を24日まで遅らせた疑いが浮上。野党が猛反発する事態となっている。

 韓国大統領府は、文氏と金氏が今月に関係改善への期待や、台風被害、コロナ対応などに触れた親書を交換していたと発表。南北首脳会談の2年ぶり再開に向け、南北両トップがソフト対応に出ている可能性は十分あるが、逆に韓国国内の反発はさらに激化しそうだ。

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