第99代首相に菅義偉氏 7年8カ月ぶり交代 新内閣きょう発足 異例の無派閥、非世襲

[ 2020年9月16日 13:51 ]

衆院本会議で第99代首相に指名され、起立する自民党の菅義偉総裁
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 自民党の菅義偉総裁(71)は16日午後、衆院本会議の首相指名選挙で第99代首相に選出された。体調不良により辞任した安倍晋三首相(65)の後を受けた。首相交代は2012年12月以来、7年8カ月ぶり。菅氏は直ちに組閣に着手。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、自民、公明両党連立による菅内閣が16日中に発足する。

 衆院本会議での首相指名選挙は、投票総数462票で、菅氏314票、立憲民主党の枝野幸男氏134票、日本維新の会の片山虎之助氏11票、無所属の中山成彬氏2票、自民党の小泉進次郎氏1票だった。

 自民党から選ばれた首相で、派閥に所属せず世襲でもないのは異例。

 菅氏は1億総活躍担当相に起用する坂本哲志氏に地方創生担当相と少子化対策担当相を兼務させることを内定。万博相となる井上信治氏は消費者行政担当相を兼ねる。

 菅氏は第26代総裁に選出された14日「国民のために働く内閣をつくる」と宣言。「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打破し、規制改革を進める」と強調した。新型コロナウイルスの感染抑制と経済再生の両立にも取り組む。

 菅氏は16日朝、散歩や打ち合わせを兼ねた朝食など普段通りの日程をこなし、自民党本部で党広報用の写真撮影に臨んだ。安倍首相は官邸で記者団に「経済再生、国益を守るための外交に一日一日、全力を尽くしてきた。全ては国民の皆さんのおかげだ」と述べた。

 菅氏は第2次安倍内閣発足から一貫して官房長官を務め、危機管理を担ってきた。新内閣では、安倍内閣を共に支えた麻生太郎副総理兼財務相(79)を再任するほか、官房長官に加藤勝信厚生労働相(64)を起用する。

 15日には立憲民主、国民民主両党などが合流し、約8年ぶりとなる衆院で100人超の野党第1党、新「立憲民主党」が誕生した。菅氏率いる政権と国会論戦を交わす。

 安倍内閣は16日午前の臨時閣議で総辞職した。歴代最長となった安倍首相の在職日数は連続で2822日、第1次からの通算は3188日で終わった。(共同)

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