河野太郎氏、行革・規制改革担当相へ デジタル化推進、菅氏掲げる「縦割りの打破」託す

[ 2020年9月16日 05:30 ]

河野太郎氏
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 自民党総裁に選出された菅義偉官房長官は、16日に発足する新内閣で、河野太郎防衛相(57)を行政改革・規制改革担当相に起用する方向で調整に入った。総務相に起用する当初案から変更した。衆院の解散・総選挙について「おそらく10月のどこかで」との発言が党内で波紋を呼んだことが、人事に影響したとの情報もある。

 規制改革はオンライン診療や遠隔教育の拡大など府省庁をまたぐ問題も多く、デジタル化の推進が重要なテーマ。菅氏が掲げる「縦割りの打破」を河野氏に託し、改革断行を国民に誇示する狙いだ。河野氏にしても、将来の首相を目指すために実績を残してアピールしていきたいところだ。

 恩師への“恩返し人事”も。菅氏が秘書として仕えた小此木彦三郎氏の三男、小此木八郎元国家公安委員長(55)を同委員長に。「政治の師」と仰ぐ梶山静六氏の長男、梶山弘志経産相(64)を再任する。初入閣組では、防衛相に安倍晋三首相の実弟の岸信夫元外務副大臣(61)、2025年大阪・関西万博の準備運営に当たる万博相に井上信治元環境副大臣(50)が就任する。このほか、自民党の平沢勝栄広報本部長(75)が復興相、野上浩太郎元官房副長官(53)が農相、坂本哲志元総務副大臣(69)が1億総活躍相で初入閣する。総務相に武田良太国家公安委員長(52)、新設するデジタル担当相には平井卓也衆院議員(62)を起用する。加藤氏の後任の厚労相には田村憲久氏(55)を再登板させる。なお閣僚の数は、万博相が新設されることに伴い、1人増して20人となる見通しとなった。

 《進次郎環境相再任へ》小泉進次郎環境相は、そのまま再任する見通しとなった。菅氏と同じ神奈川県連所属で、新内閣でも最年少閣僚としての活躍に期待がかかる。菅氏については「菅総裁の下では改革断行内閣になる。一緒に改革を成し遂げていきたい」と意気込みも新た。新内閣で行政改革・規制改革担当相に横滑りする河野氏を含め、結束を深めた“チーム神奈川”で、新内閣の人気アップを図る。

 《目立つ再任・再登板》新内閣は、麻生太郎副総理兼財務相や茂木敏充外相ら、安倍内閣から再任される閣僚が8人に上る見通しだ。厚生労働相起用が内定した田村氏ら再登板が4人、官房長官に就く加藤氏ら横滑りは3人。経験重視の人選となる。最優先とする新型コロナ対策を担う西村康稔経済再生担当相は続投となる。

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