菅氏、総裁選得票数で官房長官が変わる 8割獲得なら“政治の師”の子息・梶山氏が浮上

[ 2020年9月14日 05:30 ]

自民党総裁選

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選は14日に投開票が行われ、第26代新総裁に菅義偉官房長官(71)が選ばれる見通しだ。菅氏のほか、石破茂元幹事長(63)、岸田文雄政調会長(63)の3候補は13日、そろってテレビに出演してアピール。各陣営は議員らに電話などで最後のお願いを行った。

 総裁選は国会議員394人と47都道府県連代表3票ずつの計535票を1票ずつ投票。地方票141票のうち菅氏が6割、議員票7割を固めたとみられ14日午後3時半ごろには新総裁が選出される運びだ。16日召集の臨時国会で第99代首相に指名される。菅氏圧勝の様相で党内の関心は人事。菅氏が約7年8カ月務めた首相の女房役の後任に誰を据えるかが注目だ。

 政治評論家の有馬晴海氏は「獲得票数が多いほどに菅氏の評価が高まり、組閣や党内人事に菅氏の意向を反映しやすくなる。伸びなければ、派閥の意向が出る」とした。有馬氏によると、菅氏が8割(428票)前後を獲得すれば、菅氏が政治の師として尊敬する故梶山静六元官房長官の息子で無派閥の梶山弘志経産相(64)が新官房長官に浮上。7割(374票)前後なら竹下派の加藤勝信厚労相(64)、6割(321票)前後なら安倍首相と太いパイプを持つ細田派の萩生田光一文科相(57)が有力になるという。

 得票が少ないほど、安倍色、派閥の意向が反映されるとみている。一方で政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「得票が多いほど安倍1強政治への支持の表れと判断され派閥の圧力が高まる」とみる。官房長官人事についてはさまざまな臆測が流れているのが現状だ。

 岸田氏と石破氏との注目の2位争いについて有馬氏は「2位か3位かではなく、地方票が少なければ選挙に勝てないとの評価となり、次に期待はできなくなる」と説明。党関係者は「岸田氏は負け方次第で派閥の領袖(りょうしゅう)から降りる可能性も」とする。得票次第で情勢が変わりそうだ。

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