米ファイザー社 コロナワクチン臨床試験の成果発表 2回投与で感染した人の最大4.6倍の抗体量

[ 2020年8月14日 05:30 ]

 米製薬大手ファイザーが12日、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種した人に、ウイルスに対抗する抗体ができたとする臨床試験の初期成果を英科学誌ネイチャーに発表した。

 発表によると、18~55歳の健康な45人をグループに分け、異なる量や回数を筋肉注射し、免疫の反応を調べた。その結果、接種21日後には全ての人の血液に抗体ができたことを確認。2回投与したグループの抗体の量は、実際に感染した人の1・9~4・6倍だった。英アストラゼネカなどのワクチンでも抗体が確認されているが、抗体数まで明確に公表したのは今回が初めて。

 西武学園医学技術専門学校校長で医学博士の中原英臣氏は「抗体の数が(感染者の)2倍、4倍もあるということは、それだけワクチンの効果があるということ」指摘した。

 日本政府は7月31日、開発に成功した場合、来年6月末までに6000万人分の供給を受けることでファイザーと基本合意している。

 《世界で167種研究》ワクチンは世界中で167種が研究されている。世界保健機関(WHO)によると、8月10日の段階で人間を対象とした臨床試験を行っているのは28種類。開発競争で世界のトップに立っているとされているのが英オックスフォード大&英アストラゼネカ。臨床試験の最終段階である第3相臨床試験に入っている。11日にはロシアの研究所が開発したワクチンが世界で初めて認可されたが、第3相試験が未了だとして疑問の声が上がっている。

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