小池都知事、感染予防ステッカー「訪れる店の目安に」から一転“ザル”認めた

[ 2020年8月14日 05:30 ]

 新型コロナウイルスの感染予防対策で小池百合子都知事が大々的に発表した「感染防止徹底宣言ステッカー」を掲示した店でクラスターが発生したことを巡り、小池氏は13日、都庁で取材陣に「対策せず貼る業者がいないとは限らない」と述べた。これまで「訪れる店の目安にしてほしい」と都民にアピールしてきたが、その前言を撤回するようにステッカーの実効性に疑問符をつけた形。小池氏の場当たり的な発言にまたも事業者や都民は振り回されそうだ。

 小池氏は6月の事業開始以降「レインボーマークを貼ってください」「東京都を安心の虹のステッカーで埋め尽くす」などと事あるごとに強調。大相撲7月場所に懸賞旗風の告知旗まで登場させ、ステッカーと同じデザインのTシャツ姿で会見に臨むなどしてきた。その効果は抜群?で、ステッカーの登録事業者は7月29日時点の6万8380件から、13日現在で約17万5000件と約2・6倍にも膨らんだ。

 ただ、このステッカーについては、当初から“ザル”との声があった。都の公式サイトから自分でダウンロードでき、自由に掲示。都の審査もなかった。

 そうした中、ステッカーを貼っていた江戸川区のフィリピンパブで12日、8人の集団感染が確認された。区によると、業界団体のガイドラインに沿って従業員がマスクやフェースシールドを装着して接客していたという。

 100万枚を目標に掲げ「東京中を虹で埋め尽くす」と猛プッシュしてきた小池氏。肝いりのステッカー事業でクラスターが発生し「中には(対策を)実践もせずに“ただ貼り付けておけばいいや”みたいな事業者がいないとは限らない」と発言が揺らぎだした。
 SNS上では「全てが他人行儀の小池百合子節」などと批判も飛んだ。タレントの松尾貴史(60)もツイッターに「『限らない』のなら、そんな無駄は混乱するだけだからやめなさい。いつも何かをやっているフリばかり」と厳しい言葉を投げかけた。

 《厚労省もステッカー配布へ》厚労省も感染症対策を行っている店に対して今後、ステッカーを配布する。飲食店を中心にホテル、映画館など対象は多岐にわたる。業界団体が店を直接巡回し、対策が取れているところに発行するという。“証書”という点で、都に比べて実効性は高くなる見通しだ。

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