日航機内で記した219文字の「遺書」 世代を超えて見てほしい 遺族が貸与検討

[ 2020年8月13日 05:30 ]

日航機墜落から35年 

 乗客乗員520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から35年となった12日、遺族らが墜落現場の群馬県上野村「御巣鷹の尾根」に慰霊登山した。今年は台風被害と新型コロナウイルスの影響を考慮し登山者は遺族と関係者に限られた。

 日航機墜落事故で亡くなった河口博次さん=当時(52)=が機内で手帳に記した「遺書」について、実物を多くの人に見てもらえるよう遺族が日航や上野村への貸与を検討し始めた。

 遺書には「本当に今迄(まで)は幸せな人生だったと感謝している」のほか「どうか仲良くがんばってママをたすけて下さい」「パパは本当に残念だ」「さようなら」「子供達の事をよろしくたのむ」「飛行機はまわりながら急速に降下中だ」などと書かれている。

 ボールペンで殴り書きされた219の文字。助からないという恐怖の中で、家族への思いを記した手帳が遺体の背広のポケットに奇跡的に残されていた。長女で立教大特任教授の真理子さん(59)は「実際の筆圧などコピーや写真では伝わらない点もある。事故の風化を防げるのであれば、父も喜ぶでしょう」と話した。

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