御巣鷹山の慰霊登山 コロナなどが影響、例年の半数ほども「35年たってこの山は優しい山になった」

[ 2020年8月13日 05:30 ]

日航機墜落から35年 

 乗客乗員520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から35年となった12日、遺族らが墜落現場の群馬県上野村「御巣鷹の尾根」に慰霊登山した。今年は台風被害と新型コロナウイルスの影響を考慮し登山者は遺族と関係者に限られた。

 墜落現場の群馬県上野村「御巣鷹の尾根」では、午後も遺族らが尾根に広がるそれぞれの墓標を訪れ、犠牲者をしのんだ。日航によると、12日午後4時までに慰霊登山したのは50家族141人で、新型コロナウイルスなどの影響により、例年の半数ほどだった。

 登山道は昨年の台風19号で一部が崩落するなど大きな被害があり、木材や金属板などで応急処置された場所も多い。遺族らは足元に気を付けながら、登山道の入山口から40分から1時間ほどかけ、墜落地点の「昇魂之碑」に到着。碑の前でシャボン玉を飛ばした「8・12連絡会」の事務局長美谷島邦子さん(73)らは事故で亡くした次男健君=当時(9)=の墓標の前で、風鈴やオルゴールを鳴らし、手を合わせた。「35年たってこの山はたくさんの方に登っていただいて優しい山になった」と穏やかに話した。

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