喫煙所でコロナ感染、ちょっと一服に潜むリスク…マスク外す“ノーガード状態”屋外も注意を

[ 2020年8月9日 05:30 ]

喫煙所での新型コロナウイルス感染予防策
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 新型コロナウイルス感染の経路が多様化する中、喫煙所での感染が都内で7日に初めて確認され、さまざまな声が8日、上がった。「確かに感染しそうな環境。喫煙所で吸うのをやめようかな」という愛煙家や「マスクを外すから危ないと思っていた」などの意見が続々とネット上に書き込まれた。感染が分かったのは40代男性。職場の喫煙所に一緒にいた同僚から感染したとみられている。

 喫煙所での感染の懸念については、日本禁煙学会(東京)が3月に「緊急に全ての喫煙所・喫煙室を閉鎖してください」と注意を呼び掛けていた。マスクを外す“ノーガード状態”で、喫煙者は喫煙所に平均5、6分滞在するとされ、感染者が煙とともにウイルスを含む唾液を飛ばせば、感染する可能性が高まると指摘していた。

 喫煙するサラリーマンにとって職場の喫煙所は親睦を深めたり、情報交換する場。マスクを外しているのに、距離を縮めて思わず話し込んでしまうことが発生しやすい環境だ。会話が弾めば飛沫(ひまつ)も飛びやすい。1本吸うのにかかる時間は2、3分ともいわれ、多くの専門家は吸い終えたらすぐ退出すること、会話を控えることを勧めている。

 禁煙外来を行う東京都中央区の中央内科クリニックの村松弘康院長は「他人の吐く煙を吸う受動喫煙の害とともに、ウイルスをもらう危険性にも警戒すべき」と話す。

 屋外の喫煙所は「3密(密閉・密集・密接)」のうち“密閉”を欠く「2密」でもあるが「少し危険性が低くなるが、密集、密接の注意が引き続き必要だ」とする。屋内外の喫煙所でタバコを吸う時の感染防止策については「風下に立たないこと」。吐息や会話による飛沫が気流に乗って広がる恐れがあるため、空気の流れに対する注意を促す。

 他人の飛沫を浴びないように「2メートル以上離れる」ことも大切と指摘。ただ、世界保健機関(WHO)が空気感染の可能性があると示唆したことから「2メートルで十分なのかは分からない」とも付け加える。「ウイルスを含む唾液が指に付着し、経口感染する恐れがあるため、吸い殻に触らない」ことも重要とする。

 タバコが日常の一部である愛煙家。リラックスの時間にも感染防止の強い意識が求められる。

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