東京4日連続200人超でも…“アベコベ政策”首都圏に休業要請検討も「Go To…」は予定通り

[ 2020年7月13日 05:30 ]

 西村康稔経済再生担当相は12日、記者会見で新型コロナウイルス感染者が増加傾向にある東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県に対して、今後の状況次第では再び休業要請を求める考えを示した。前日までは休業要請に慎重だったが、首都圏の感染拡大に歯止めがかからず、方針転換したとみられる。一方で出演したNHK番組では、観光業などを支援する「Go To キャンペーン」を予定通り22日から始めると表明。休業要請を口にしながら、感染拡大につながる恐れのある国内移動の活性化を促すチグハグぶりに、批判と疑問の声が上がっている。

 東京都では12日、新たに206人の感染者を確認。4日連続の200人超えとなった。内訳は、ホストクラブなど夜の繁華街関連は44人。感染経路不明が半数近い92人。30代以下が154人で7割を占めた。60代以上も23人。都の担当者は「高齢層に感染者が出たのが一過性かどうか、警戒する」とした。千葉県では緊急事態宣言の解除後で最多の31人が感染。首都圏の感染拡大傾向には歯止めがかからない状況だ。

 大阪府も深刻な状態だ。こちらも宣言解除後最多の32人の感染が確認され、独自の基準「大阪モデル」で再び黄信号が点灯。さらにショーパブ「NewおだまLee男爵」でクラスター(感染者集団)が発生したとみられる鹿児島県では8人が確認され、うち5人が「男爵」の関連だった。地方でのクラスター発生も沈静化する兆しはない。国内では12日、新規感染者は409人に上り、依然として高止まりしている。

 この状況下で「Go To キャンペーン」にGOサイン。観光業など、コロナ禍でダメージを受けた業界の支援が目的で、まずは宿泊代金など国内旅行の料金の一部が割引される。当初は8月上旬の開始を目指したが、早期実施を求める業界の声で前倒しされた経緯がある。

 西村氏は「感染防止と経済・社会活動は両立させる段階」と述べたが、日に日に第2波への懸念が高まる。ネット上では観光業界を支援すべきと賛同の一方で「キャンペーンは今やるべきなのか」「安倍政権は注意や警戒を求めるが具体策は丸投げ」などの声。移動自粛なのか、積極的外出なのか。安倍政権の“アベコベ”政策に戸惑う国民は多い。

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