東京 過去最多224人感染 “夜の街”など積極的検査の結果としても衝撃

[ 2020年7月10日 05:30 ]

 東京都は9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに224人報告されたと明らかにした。1日当たりの感染者数では緊急事態宣言下の4月17日の206人を上回り、最多となった。今月2日から100人以上が続き、前日8日は7日ぶりの2桁となる75人だったが、一挙に200人を超えた。小池百合子知事は積極的な検査姿勢の表れであるとの認識を強調。「PCR検査件数が増えていることが影響しているが、感染者数の動向にはさらなる警戒が必要だ」と述べた。

 都によると、4月17日に206人が確認された際の検査数は1388件。その後、検査数を増やし、ここ数日は3000件超で推移している。224人は3330件(8日の抗原検査含む)の検査の結果。ホストクラブ、キャバクラなど接待を伴う“夜の街”で集団検査を進めている影響もある。

 それでも、元の生活を取り戻し始めた都民にとって224人の衝撃は計り知れない。うち夜の街関連は74人。クラスター(感染者集団)が発生したとみられる鹿児島市のショーパブ「NEWおだまLee男爵」を訪れた人もいた。年代別では20代と30代で計169人。未成年も14人いた。若年層の友人同士のパーティーや会食による感染が見られるという。感染経路不明者は104人だった。

 感染の大半を占める夜の街への対策として、都は市区町村がホストクラブやキャバクラなどへ休業要請をして「協力金」を支払う場合に50万円を補助する方針を固めた。9日、協力金の補助などを盛り込んだ総額約3132億円の補正予算を公表した。

 休業要請を巡っては豊島区が7日、区独自の要請に応じた場合、50万円を支給する方針を打ち出していた。区から財政支援を求められた小池氏は「豊島区の取り組みをモデルケースとしたい」と応じていた。

 一方で西村康稔経済再生相は“夜の街限定”の休業要請に「新宿がダメなら池袋、六本木、渋谷と他の店で働くこともあり、逆に感染を拡大させかねない」と懸念を示し、都とのズレが浮き彫りになった。他業種からは「元通り収益が上がらずに困っている店ばかりなのに、夜の街だけ休業補償が出るのはどうか」との声も上がっている。

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