二階氏、小池氏圧勝で存在感アップ 自民党幹事長続投へ前進

[ 2020年7月6日 05:30 ]

東京都知事選2020

二階幹事長を取り巻く相関図
Photo By スポニチ

 小池百合子都知事の圧勝による再選で、いち早く小池氏への支援を表明していた自民党の二階俊博幹事長の発言力が、党内でますます高まるとの見方が永田町で強まっている。

 「首都決戦で350万票を取った小池氏の後見人として存在感がアップするだろう。首相へのけん制が激しくなるはずだ」と自民党関係者はみている。

 二階氏は6月10日、小池氏の出馬表明前に「最善最適の候補。(要請があれば)直ちに推薦する」と話した。この動きに、都議会で小池氏と対立している東京都議会の自民党会派や都連は反発したが、結局対立候補の擁立を断念。自主投票となり、二階氏が押し切った形になっていた。

 二階氏と小池氏は1994年の新進党結党に参加して以来、自由党、保守党でも活動を共にした間柄。16年の都知事選で小池氏が党の意向に反して出馬した際も、処分見送りに奔走した。今回の支援について自民党関係者は「盟友への支援という面もあるだろうが、どちらかというと“勝ち馬に乗った”感が強い」と話す。

 9月に予定されている自民党役員人事で二階氏は幹事長続投を狙っているとみられている。永田町関係者は「幹事長職にしがみつくのは、次期衆院選で引退し三男を後継にしようとしているからだろう」と語る。党関係者は「二階氏の地元の和歌山3区は安倍晋三首相に近い世耕弘成経産相が参院からの鞍替えを狙っているといわれている」と説明し「二階氏は三男に確実に党公認を取らせるため、選挙の指揮を執る幹事長職を何としても続けたいようだ」とささやく。

 新型コロナウイルス対策を巡って首相の求心力低下がささやかれる中、石破茂元幹事長ら「ポスト安倍」と目される議員に接近。安倍首相の意中の後継と目される岸田文雄政調会長とは距離をおいてきたが、今月2日に会談し「前途洋々、次に期待する」とエールを送った。「二階さんのことだから、一度離党した小池さんを首相候補として衆院に呼び寄せる力業までやりかねない」と話す党関係者も現れるなど、350万票余波は国政にまで波及しそうだ。

続きを表示

「三浦春馬」特集記事

「ジャニーズ」特集記事

2020年7月6日のニュース