北朝鮮もコロナ危機か 正恩氏、防疫活動強化を指示 中国やロシアとの国境封鎖で経済に打撃

[ 2020年7月4日 05:30 ]

 北朝鮮の朝鮮中央テレビなどは3日、金正恩朝鮮労働党委員長が2日に主宰した党政治局拡大会議を撮影した動画を放映した。正恩氏の動画公開は、6月7日に開かれた党政治局会議での様子が翌8日に放映されて以来、25日ぶり。党機関紙、労働新聞は3日、会議に出席した正恩氏の写真を掲載した。

 出席者の最前列には、正恩氏の妹、金与正党第1副部長の姿もあった。正恩氏は会議で新型コロナウイルス対策の防疫強化を指示した。動画では正恩氏が手ぶりを交えて話す場面はあったが肉声は流れなかった。

 正恩氏は会議で、新型コロナの国内侵入を阻止できているのは党の指導力と国民の一体性の成果だと評価。同時に「稚拙な防疫措置の緩和は取り返しのつかない致命的な危機を招く」と警告した。

 流入は阻止できているとする一方、周辺国で再び感染が拡大しつつあるとして国家非常防疫活動の一層の強化を指示。朝鮮中央通信が3日伝えた。中国やロシアとの国境封鎖はすでに5カ月となり、貿易は激減。強化指示でさらなる長期化は避けられず、経済への打撃は深刻とみられる。

 北朝鮮はこれまで国内には感染者が一人もいないとして、正恩氏も新型コロナについて言及することは少なかった。しかし、韓国脱北者団体らは、4月の時点で北朝鮮国内の隔離者は4万人、死者が200人を超えたと指摘しており、コロナ禍が広がっている可能性もある。

続きを表示

「三浦春馬」特集記事

「ジャニーズ」特集記事

2020年7月4日のニュース