三浦瑠麗氏 正確なデータ示し間違いを認められる人に

[ 2020年7月3日 05:30 ]

「私の1票」<上>

三浦瑠麗氏
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 コロナ禍の中で行われる首都・東京の都知事選(5日投開票)。そんな中、有権者は1票をどう行使するべきなのか?各界著名人が1票に込める連載「私の1票」をスタート。初回は国際政治学者の三浦瑠麗さん。

 いま一番争点として考えられるのは、新型コロナウイルスによる経済ダメージをどう軽減するか、リスクや行動制限をどう考えるか、ではないでしょうか。しかし、各都道府県の首長は緊急事態宣言の延長時に突出を恐れて横並びを望み、あまり経済問題を我がこととして考えていないことが明らかになりました。経済ダメージに対する判断能力がなく、一律で営業自粛を延ばしたことで今後倒産件数も失業率も上昇します。首長に最低限求めたいのは、集団感染を把握し、医療資源や病床数を確保することです。

 一方で、これまで都が行ってきたコロナ対策の影響に関するデータは蓄積しているはずです。どんな業種にリスクがあって、どの対策は必要なかったか、何が間違っていたか。データで示して、対策に間違いがあればそれを認めることが次のために必要となる。けれども、国も都も誰もはっきりと示さない。政治家は、リスクを明示して自身のポジションを取ることを怖がります。一番知りたいのは、どの業種を止めなくてよいのかというデータであり、行動自粛がどれだけの損害を与えているかということです。政治リスクを恐れずに有権者に正確なデータを示し、間違いを認めて直していく、そんな候補者を求めます。

 ◆三浦 瑠麗(みうら・るり)1980年生まれ。東大大学院卒。国際政治学者。近著に「私の考え」(新潮新書)。

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