安倍内閣、支持率続落36%台に 政界関係者「10月解散説が出てきた」

[ 2020年6月22日 05:30 ]

 共同通信社が20、21の両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は続落し、前回5月末より2・7ポイント減の36・7%となった。不支持率は49・7%。新型コロナウイルス対応や、黒川問題、河井克行・案里夫妻の逮捕など山積みとなっている問題や疑惑の数々が、そのまま支持率低下に如実に表れた形だ。

 最近の調査では、自民支持層の80%前後が内閣を支持すると答えてきたが、今回は67・3%に下落。無党派層の不支持率も63・8%に上った。次の首相にふさわしい人は、石破茂自民党元幹事長が23・6%で首位。安倍首相が14・2%で続いた。5月上旬調査の安倍首相15・5%、石破氏12・7%から逆転した。公明党の山口那津男代表は「首相個人に塗られたマイナスイメージが影響している」と分析。立憲民主党の福山哲郎幹事長は「国民の安倍政権離れ」と捉えた。

 調査手法が異なるため単純比較はできないものの、2012年の第2次安倍政権発足以降の内閣支持率では2番目の低水準。加計学園の獣医学部新設計画を巡る説明に国民の不信が募り、17年7月に35・8%を記録したのに次ぐ数字だ。この時は同年9月28日に衆議院が解散(国難突破解散)され、10月22日に総選挙が行われた。

 安倍晋三首相は、20日夜に橋下徹元大阪府知事が司会を務めるインターネット放送AbemaTVの「News BAR 橋下」に生出演し「解散というのは常に意識している」と発言。永田町関係者は「17年と同様に早期解散がより現実味を帯びてきた」と話している。

 実際、政界関係者は「10月解散説が出てきた」と明かした上で「9月下旬から10月上旬に臨時国会が開会されるとみられている。公明党大会は9月末なのでその後にあるのでは」と話す。自民党関係者も「時間がたてばたつほど失点が出てきそう。野党の準備が整わないうちに選挙を…という声が出ている」と語った。党内には「減らす議席を最小限にとどめるならこのタイミング」との声もある。支持基盤が脆弱(ぜいじゃく)化し、正念場を迎えた安倍政権。国民の厳しい目は向けられたままだ。

 《首相、148日ぶりの休日》安倍首相は21日、都内の私邸で終日過ごし、148日ぶりの休日となった。1月26日の日曜日から新型コロナ対応に当たるため、官邸や公邸などで執務を続けていた。20日のネット番組では「完全1日オフになるのは5カ月ぶり」と説明。国内の状況を「プロ野球も始まって、社会経済活動もランクが一段上がり、より自由になった」と語った。

 《与野党幹部“準備”する》与野党幹部からは、早期解散を予想する発言が相次いでいる。自民党の森山裕国対委員長は「今年あるかもしれない。しっかり備えなければならない」と言及。立憲民主党の枝野幸男代表は「お盆明けにも解散だと思っている。フルピッチで選挙の準備を進めるよう党内に指示した」と強調した。立民の逢坂誠二政調会長も「政府、与党は時間がたつほど追い込まれる。早ければ夏に解散し、9月選挙になるのではないか」と語った。

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