コロナ禍で闇営業…“新宿アラート”鳴りっぱなし、都の感染者3割占める「夜の街」

[ 2020年6月4日 05:30 ]

新型コロナの感染者が再び目立つ新宿・歌舞伎町
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 新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒を呼び掛ける東京アラートが発動してから一夜明けた3日、夜の街クラスターへの警戒が広がった。特に新宿・歌舞伎町での陽性者が目立ち、第1波の前兆と傾向が重なる。背景の一つにコロナ禍での闇営業が指摘されており、第2波に備えた“新宿アラート”はビンビン鳴りっぱなしだ。

 この日の都の感染者は12人。27日からの累計126人のうち夜の街関連は35人で約3割を占めた。特に“不夜城”歌舞伎町から半数近く出ており、これまでにホストクラブやガールズバーなどでの感染が確認された。若者が20人以上参加して行われた誕生日パーティーでもクラスターが発生している。

 ホストクラブやキャバクラなど接待を伴う飲食店に対して、都は休業要請を崩していない。だが、歌舞伎町商店街振興組合によると、歌舞伎町ではそもそも風俗営業の許可を取っていない闇営業の店も多く「正直者がバカを見る。そういう街だ」と吐き捨てる。

 実態を知る関係者は「国や都の要請に応じない上、そういう店に限って対策もほとんどしていない」とため息をつく。中には「コロナなんて気のせいだ」と感染防止の意識が欠如したホストクラブ経営者もいたという。また、対策をしている店でも、女性客から「マスクを外してほしい」と要求されて、対策が甘くなるケースもある。派遣型風俗店からも感染者が出ているとの情報も浮上。「性的サービスは元々3密空間で濃厚接触だし、マスクを外して行われることが大半。感染リスクは極めて高い」と指摘した。

 マスク着用の徹底やチェンジなしなどウィズコロナ社会のガイドラインを策定した日本水商売協会の甲賀香織代表理事は「歌舞伎町は一生懸命対策している店とほとんど何もやっていない店の温度差が激しい。優良店を区別できるようにしていきたい」と話した。

 3月後半には歌舞伎町で感染者が急増し、4月上旬には連日200人前後が確認されるなどピークを迎えた。

 3月26日にはプロ野球・阪神の藤浪晋太郎投手(26)ら3選手が女性を交えた会食での感染を公表しており、偶然にも3日には巨人が坂本勇人内野手(31)ら2選手の陽性を公表。第2波が懸念される中、人気プロ野球選手の感染公表は世間に向けて改めて注意喚起する結果になった。

 元宮崎県知事でタレントの東国原英夫(62)は「東京アラート」の根拠などが分かりづらいと自身のツイッターに投稿し「新宿の夜の街が危ないというなら“新宿アラート”でいいのではないか」と提言した。

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